共に在り、共によろこび、共に実現する
if-planning
健康増進

血管をしなやかに保つには①

快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。

前回は1日に必要なエネルギー量の計算方法をお伝えしました。私は20代30代40代は罪悪感にかられながらもスイーツをたくさん食べたり、気にせずお酒をたくさん飲んだりしていました。もちろん動いている量も考慮はしていましたが・・・。
50代にも入ると、ぽっこり出てくるお腹、下がったヒップをなんとかしたいという見た目だけではなく、血圧や血糖値、また血管のことなど循環器系についての管理も今まで以上に気をつけなければといけないと感じています。
最近、年齢が近い知人がいつも行っている動作の直後に皮下出血をしたそうで、骨などには異常なく、日にち薬でよくなるとのことでした。いわゆる加齢と共に特に血管にも意識をおく必要があるのです。

さて今回はその血管をしなやかに保つポイントをお伝えします。
「血管が硬くなる」とよく耳にします。どのような状態かというと、それは血管の寿命が短くなっているということです。

正常な血管から血管がの硬化するまで
LDLコレステロールが血液中に増える→血管内膜が傷つき、その隙間からLDLコレステロールが侵入する
LDLコレステロールが酸化→マクロファージという免疫細胞が活性化
マクロファージが酸化したコレステロールを取り込む→泡状の泡沫(ほうまつ)細胞に変化

この泡沫細胞が炎症反応を起こしてかたまりになると、血管が硬くなるなどの悪影響を及ぼす。

血管をしなやかに保つには、食生活も大切です。
毎日の食事の内容が血液や血管に影響を与えています。糖質、脂質、塩分が多い食事は血液をドロドロにして血管を老化させます。そのためカロリーの摂りすぎは脂肪をためる原因になるのです。上記のように、血管壁が厚くなり、血管の内膜にLDLコレステロールが付着し、動脈硬化につながることがあります。
そのため、自分の適正なエネルギー量を知って、エネルギーを摂りすぎないように意識することが必要なってきます。

理想はさまざまな栄養素をバランスよく取り入れることが大切です。
次回はそのつい摂りやすい糖質についてお伝えします。

<参考・引用 えがお手帖/大塚製薬>

ABOUT ME
平田 智子
気がつけば、運動指導が30年以上続いており、自分でもびっくり。その間に怪我も体験し、健康のありがたさを実感しました。水中、陸上の両方で「いつまでも快適に動ける体を!」をモットーに、体づくりをサポートさせていただいています。