快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
いよいよ本格的に暑くなってまいりました。そして、さらに梅雨でジメジメしています。水分補給はこまめにされているでしょうか?
こんなに暑くなると体もびっくりしますね。無理せず、体調に合わせて運動の強さやタイミングを調節していきましょう。
今回は、どなたでも気軽に始められる運動「ウォーキング」についてお話しします。
ただ歩くだけ…と思われるかもしれませんが、意識を少し変えるだけで、体はもっとラクに、もっと元気に動けるようになります。
歩くことは、最高の全身運動
ウォーキングは、特別な道具も場所も必要なく、日常の中で自然に取り入れられる素晴らしい運動です。足腰を鍛えるだけでなく、心肺機能の向上、ストレスの軽減、血行促進など、体にとってうれしいことがたくさんあります。
ただ、自己流の歩き方を続けていると、かえって膝や腰に負担をかけてしまうことも…。だからこそ「正しい歩き方」が大切なのです。
快適に動ける体をつくる、歩き方のポイント
姿勢を整える
頭のてっぺんを糸で引っ張られているような感覚で立ちます
肩の力を抜き、背筋はスッと自然に伸ばします
あごを軽く引いて、目線は5~10メートル先を見ましょう
腕をやさしく振る
肘は軽く曲げて、後ろに引くように意識
前に大きく振る必要はありません。無理なくリズムよく
足の運びを意識する
かかとから着地し、つま先で地面をしっかり押し出す
膝をまっすぐ使うイメージで、ガニ股・内股にならないよう注意
歩幅は「やや広め」が理想。背筋が伸びていれば自然と広がります
歩く前後のストレッチも忘れずに
歩く前に軽く体をほぐし、終わった後にはふくらはぎや太ももを中心にストレッチをしておくと、筋肉痛や疲れの予防になります。特に暑い季節は、ウォーミングアップで汗をかく前に体を慣らしたり、体調を把握しておくのも大切です。
毎日じゃなくてもOK。「できる日」に行う
無理に毎日歩こうとしなくても大丈夫。「今日はちょっと気分が乗らないな」と思ったらお休みしてもいいのです。大切なのは続けようとする気持ち。週に2~3回でも、1回15分でも、積み重ねが大きな変化につながります。
また、意気込んで歩こうとせずにショッピングや通勤などでも歩き方を意識するだけで体の使い方が変わり、運動量アップにつながるかもしれません。
正しい姿勢でのウォーキングは、普段の疲れが軽くなったり、気分が前向きになったりと、想像以上の効果を感じられることがあります。
暑さと湿気で体調を崩しやすいこの時期、運動不足が気になる方は歩いてみませんか。(無理のない範囲で行うのと、気温が高く暑すぎるときは早朝にするかまたは行わない)
体が軽くなると、気持ちも軽くなります。快適に動ける体をご一緒に目指しましょう。