快適に動ける体づくりのお手伝いをしている、平田智子です。
暑い日が続くと、じっとしているだけでも体がだるく、いつも以上に疲れを感じやすくなりますよね。
重たい荷物を持って階段を上り下りしたり、目的地まで歩くだけでも体力が奪われるように感じる方も多いのではないでしょうか。
もちろん、体がしんどいときは無理をしないことが一番。でも「運動不足が気になる」「最近、筋肉のたるみが気になる」というお声を聞きます。
そんな方におすすめなのが、日常の動きを「運動の時間」ととらえることです。
日常動作がそのままトレーニングになる
「階段を使う」「一駅分歩く」など、すでに日常で取り入れている動作に、少しだけ“体への意識”をプラスするだけで、立派なトレーニングになります。
たとえば階段の上り下り。これは実は、かなり効果的な脚トレーニングになります。
階段の上り下りのポイント「脚とお尻を意識すること」
階段を上るときには、以下のことを意識してみてください。
①踏み込んだ脚で体を押し上げる時、太ももとお尻を意識する
②荷重をかけながら膝を伸ばす時、筋肉が縮む感覚を意識する
③早く上がるより、ゆっくり丁寧に動く方が効果的
さらに、荷物を持っている時は自然と「重りがあるトレーニング」になっているので、強度もアップ!
姿勢に要注意!腰を反らさない工夫を
私自身、階段トレーニングをしていて腰が痛くなったことがあります。原因は、脚に意識を集中しすぎて、腰が反っていたからです。
階段を上がるときは、お腹に力を入れ、骨盤が前に倒れすぎないように意識しましょう。
これだけでも、腰への負担が減り、同時にお腹の引き締め効果も期待できます。
どこでもできる「階段活用術」
家の中の階段、駅の階段、ショッピングモールなど、使える階段は意外とたくさんあります。
「ちょっと意識して階段を使う」だけで、脚・お尻・お腹のトレーニングが一度にできるのはとても効率的です。
運動しなきゃ…と気負わず、日常の動きに少しの工夫を加えて、暑さに負けない体づくりを目指してみましょう。