快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
血流と睡眠の関係において、今回は「睡眠不足だとなぜ血流が悪くなるのか、その理由をお伝えします。
夜の体の中では何が起きているの?
私たちが寝ている間、体はただ休んでいるわけではありません。実は「修復」と「再生」の時間なのです。日中に使われた筋肉や血管、内臓などは、夜になると細胞が修復を始めます。このときに欠かせないのが「血流」です。血液がしっかり流れることで、酸素や栄養が細胞に届き、老廃物がスムーズに排出されます。つまり、良い眠り=体のメンテナンス時間なのです。
睡眠不足になると血流が悪くなる理由
眠りが浅い、寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める…。
そんな状態が続くと、血流にも影響が出ます。理由は大きく3つあります。
①自律神経の乱れ
眠りが浅いと、リラックスをつかさどる「副交感神経」がうまく働かず、血管が収縮しやすくなります。
→ 結果、血流が滞りやすくなり、冷えや肩こりが起こりやすくなります。
②ホルモンバランスの乱れ
睡眠中には「成長ホルモン」や「メラトニン」が分泌されます。
これらは血管の修復や酸化ストレスの除去を助けますが、睡眠不足だと分泌が減ってしまいます。
③代謝の低下
寝不足は体温のコントロールも乱れやすく、血液の流れを鈍らせます。
朝起きたときに「体が重い」「顔がむくむ」のはそのサインです。
上記に私自身も心当たりがあります。あなたはいかがでしたでしょうか。次回は血流を整える「眠り方」のコツをお伝えします。
