快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
「朝が苦手」「仕事が午後から」という方でも、遅い時間に起きてもめぐりを整えることができるそうです。あなたの“起きる時間”が、体にとっての“朝”となり、そこからの行動がポイントとなるようです。
① 起きたらまず水分補給
長く眠っていた体は、水分不足で血液が流れにくい状態。起きたらすぐに、コップ1杯の常温水や白湯を飲む。
→内臓も目覚め、体のめぐりスイッチが入ります。
② カーテンを開けて光を感じる
朝日がなくてもOK。昼でも夕方でも、起きたらまず「光を浴びる」こと。光が目に入ることで、脳が「今が朝だ!」と判断して体内時計を整えます。曇りの日でも自然光でOK。照明より、外の明るさがベストです。
③ やさしく体を動かす「めぐりストレッチ」
寝起きの体は筋肉がこわばり、血流がゆるやかです。無理せずできるストレッチで体を起こしましょう。
•手足を伸ばして「ふわ〜っ」と伸び
•足首を内外に動かす
•胸を開くように両腕を後ろへ
1〜2分でもOK。体の中の血液が動き出し、気持ちも前向きに。
夜型さんのワンポイントケア
寝る前のリラックス入浴
38〜40℃のぬるめのお湯に10〜15分。副交感神経が働き、血流がゆるやかに整います。
寝る前2時間は“スマホ休憩”
強い光は脳を刺激して眠りが浅くなり、血管も収縮しやすくなります。
→ 明かりを落とし、呼吸をゆっくり。
これらが“夜のめぐり習慣”です。
「何時に起きるか」よりも大切なのは、起きた時にどう体を動かすか。
光・水・呼吸・ストレッチの4つを意識すれば、朝型でも夜型でも、体はしっかり整う方向へ向かうということです。
個人差も大きく、また、光だけがよいわけではなく、食事や睡眠時間などの生活習慣を組み合わせることで効果が期待できるということです。無理に早く起きてもストレスを感じる方もおられます。(もし不眠や体調不良があるのであれば受診を)
理想的すぎてなかなか実行しづらいこともあるかと思います。あなたのリズムに合った「めぐりの整え方」を見つけて、心地よい1日を過ごしましょう。
