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健康増進

ドライマウス③

快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。

ドライマウスの原因は様々です。加齢やかむ力、薬の副作用のほかに、
病気
シェーグレン症候群、糖尿病、パーキンソン病など
放射線治療
特に頭頸部のがん治療で唾液腺に影響
ストレス・緊張
自律神経のバランスが乱れ、唾液が出にくくなる
口呼吸
睡眠時の口呼吸やいびきも原因になる

などがあげられます。
上記のなかでも特に季節や期の変わり目に起こりやすいストレスや緊張。
新しい職場だとやたらとのどが渇くを少し詳しくお伝えします。

まず唾液の分泌は自律神経がコントロールしています。
唾液腺を動かしているのは、自律神経(無意識に体を調整する神経)です。

自律神経には2種類あります。
・副交感神経(リラックスモード)→ 唾液がたくさん出る
・交感神経(緊張・ストレスモード)→ 唾液が減る、または粘っこい唾液に変わる

つまり、リラックスしているときは唾液がよく出て、緊張しているときは唾液が出にくくなります。

ストレスや緊張が起こると…
交感神経が優位になります(戦うか逃げるか、のような緊急モードにはいります)
その交感神経は唾液腺の血流を減らし「サラサラした唾液」を抑え、「ネバネバした唾液」を増やします。

その結果・・・
・唾液の量自体が減る
・口の中が乾きやすくなる
・ネバつきも感じるようになる
イメージとしては、ストレスを感じると、体が「今は消化や休息どころではない!」と判断して、唾液の生産を止めてしまうのです。

さらに悪循環が起きやすい
口が乾く→不快感が強まる→さらにストレスや緊張が高まる→もっと唾液が出なくなる
このようにして「ドライマウスの悪循環」に入りやすくなります。

ストレスや緊張が口の中にまで影響を及ぼすのです。
次回はドライマウスの対策についてお伝えします。

ABOUT ME
平田 智子
気がつけば、運動指導が30年以上続いており、自分でもびっくり。その間に怪我も体験し、健康のありがたさを実感しました。水中、陸上の両方で「いつまでも快適に動ける体を!」をモットーに、体づくりをサポートさせていただいています。