快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
最近、体の変化に伴い血圧や血糖値のことを気にするようになりました。それらは日々の食事や運動量などが反映されます。過度に多いまたは少ないとなると体に悪影響を及ぼす場合があります。そこで、今回は高血圧などにも関係してくる塩分についてお伝えします。塩分(ナトリウム)の摂取は、健康を維持するうえでとても大切ですが、摂りすぎるとさまざまな健康リスクが高まります。以下の点に気をつけましょう。
【1】1日の目安を意識する
厚生労働省の目標量
男性:7.5g未満/日
女性:6.5g未満/日
※高血圧や心疾患の予防には 6g未満 が推奨されることもあります
【2】加工食品・外食に注意
ハム、ベーコン、インスタント食品、カップ麺、冷凍食品などは塩分が多い場合がある
外食やお弁当も、味付けが濃い傾向にあるので、汁物は残すなどの工夫が有効です
【3】減塩の工夫をする
だしや香辛料、酢、レモンなどを使って、塩に頼らずにおいしさを引き出す
減塩調味料(減塩しょうゆ・減塩みそ)を使う
食卓塩の使用量を見直す
※「だし」も顆粒や出来上がっているだし(ボトル入りのものなど)は塩分が加えられているものもあるので注意
【4】食品表示を見る習慣をつける
「ナトリウム」と書かれている場合は「食塩相当量」で換算(ナトリウム量×2.54 ≒ 食塩相当量)
食品ラベルで「塩分が何gか」を意識して選ぶとよい
【5】水分をしっかり摂る
余分なナトリウムを体外に出すのに役立ちます。
ただし、腎臓病などがある場合は医師の指導に従ってください。
なんとなく1日の食事の中でどれくらい塩分が入っているのか・・・ということに目をむけていただけたらと思います。
あなたは、1日約どれくらいの塩分を摂っているでしょうか。次回は摂りすぎた場合についてお伝えします。
つづく