運動指導者のこれからを一緒に歩む池田扶実子です。
今日はつぶやきになるかも知れませんが……
私のクラス……機能改善系クラスで感じたこと、動的なクラスで行っていることを書きたいと思います。
私の機能改善系のクラスでは、全身をくまなくリリースしていきます。何故か?どこかの部分だけ「ほぐし」ても、必ずひずみがあるからです。
ただ決められた時間の中で「全て」を十分に行うことは無理がありますが、できるだけ全身を意識して行いながら、その時のテーマや問題点に沿って、フォーカスしながら行っています。
そうした中で、最近すごく感じていることが、股関節の動きの硬さ……特に腸腰筋、大腿四頭筋、股関節内転筋など、股関節まわりの筋肉が非常に硬いです。特に、腰が痛い、膝が痛いと言う方は「硬い」方が多いです。
基本的には、普段から脚幅が狭く、大きく脚を動かす機会が無いからだと考えられます。また座った時間が長いのも原因ではないかと考えています。コロナ禍に家でじっとしていた期間が長いのもあるかも知れません。
本当かな?と疑問に思う方は、参加者や街で歩いている人の歩幅を観察すると、分かって頂けるのではないでしょうか?
あなたは指導現場で、腸腰筋や股関節内転筋、大腿四頭筋や大腿筋膜張筋などを筋膜リリースもしくはストレッチングを行っていますか?
機能改善系のクラスや指導であれば、行っているかも知れませんが、私が知る限りでは少ないように感じています。レッスンであれば、時間も決められていますし、昔のように時間が長くないのでそこまで行う時間が無いのではと思います。
有酸素のクラスでは、ハムストリングスや下腿三頭筋のストレッチングが行われています。ですが、あくまでもウォーミングアップ・クールダウンの一部であって、十分とは言えないですよね。
そこで少し提案があります!
動的なクラスをお持ちのあなた……脚を後に出す動作を多くしてみるのも一つの方法ではないかと思うのです。いかがでしょうか?
私は脚を後に出して行う「バックランジ」のような動きを取り入れたり、十分に配慮しながら、後方へ歩くなどの動作を多く取り入れています。
またラタラルな動作……「サイドステップ、ステップタッチ」など、股関節の内・外転を行うも多用します。
筋肉の生理を考えると、筋肉を使うことでほぐすことも出来るのです。筋肉のフィラメントの滑走によって、血行循環もよくなり、疲労物質の解消や栄養補給がより効率的に行われます。
今はアフターコロナとなり、体を動かしたい人が多いと感じています。ストレッチ、リリースだけが筋肉をほぐす方法ではありません。動きたいと感じている方々にも、機能を改善して頂く為にもこのような動作を取り入れてはいかがでしょうか?
そして意図的に硬い部位をストレッチやリリースを行っていく。
「ストレッチ」をよくよく考えてみると……部位のよっては行い方が難しいものがあります。
大腿四頭筋のストレッチを例に挙げると、高齢者が行うとなると立位では出来る人が非常に少ない。膝が悪い人は深く曲げることが出来ない……など、色々と問題があり、行うにも工夫が求められます。
このように、行うにも工夫と時間が必要です。指導する人の身体的リスクを考慮することが重要ですね。
この話は、また次回以降に詳しくお話ししたいと思います。
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高齢者における、「体温調節の仕組みと自律神経の働き」ということで、基礎的な生理学の内容を行います。
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あとがき
暑い、蒸し暑い「梅雨時」……いかがお過ごしでしょうか?
私は自律神経の乱れがひどく、だるかったり、眠たかったりと様々症状に悩まされていますが、高齢者のお客様に会うと元気が出ます。「やらなきゃ!」と思うからだと思います。
ここで東洋医学の先生から教わった、「自律神経のツボ」をお教えします。左手小指の付け根外側を、人差し指でゴリゴリと押してみて下さい。
私は「効くなぁ」と感じています。
過ごしにくいこの時期も、気持ちを明るく過ごしましょうね(^^)/
ここまで読んで頂いて、ありがとうございました。