快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
前回は、古い骨を壊して新しい骨が作られることをお伝えしました。今回は骨が弱くなりやすい要因をお伝えします。
骨量は年齢とともに変化します。男女ともに20歳前後で最大になり、20代30代はそれが維持されます。そして女性は閉経直後から急激に減り始めます。
閉経後に骨量が減るのは女性ホルモンのエストロゲンが関係しています。妊娠中や授乳期の母体の骨を守るために、エストロゲンが骨吸収(破骨細胞が骨を溶かす)を抑える働きをしています。閉経でエストロゲンが減ると骨吸収が強まり骨形成(骨芽細胞が骨を作る)が追いつかなくなるため骨量が低下します。
骨は負荷がかかると強くなるので体重が重い人の方が骨も強い傾向にあるそうです。反対に体重が減ったり筋力が落ちて骨への負荷が減ると骨は弱くなります。
骨が弱くなりやすい要因
ダイエット
栄養不足と体重が減ることで、骨が弱くなる
偏食
骨を強くするための必要な栄養素が不足する
運動不足
骨に負担がかからずら筋力も落ちて骨が弱くなる
アルコール
腸でのカルシウム吸収が低下し骨が弱くなる
治療のための薬の副作用で骨量低下になる場合もあります。
アルコールは耳が痛いです。しかし、アルコールを飲む量もダイエットも運動も食事栄養摂取もまんべんなく適度にということでしょうか。
次回へつづく
〈参考引用 えがお手帖/大塚製薬〉