いきみ・姿勢・腹圧がカギだった〜トイレ動作と体の使い方〜
快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
これまで、トイレのあとに起こるふらつきについて自律神経や血圧の視点からお伝えしてきました。
今回は、もっと身近な「体の使い方」に目を向けてみます。以前、こちらに似た内容で投稿していますが、流れがよいので今一度お伝えします。
トイレでの動作は実は、姿勢と腹圧のかけ方がとても大きく関係しています。
いきみは、体にとって強い負荷
便を出そうとして、グッと力を入れる。この「いきみ」は、一時的にお腹の圧(腹圧)を大きく高めます。
腹圧が強くかかると、
・血圧が急に上がる
・心臓へ戻る血流が変化する
・その後、反動で血圧が下がる
という流れが起こることがあります。
つまり、強くいきむほど、体への負担は大きくなるということです。
実は「姿勢」がとても重要
昔の和式トイレは、自然と前かがみ姿勢になります。この姿勢は、
・直腸の角度がゆるむ
・腹圧が自然にかかる
・いきみすぎなくても出やすい
という特徴があります。
一方、洋式トイレでは背もたれにもたれて浅く座ると、
・腹圧がうまくかからない
・便が出にくい
・つい強くいきんでしまう
ということが起こりやすくなります。
ちょっとした工夫
一般的におすすめされているのが、
・足元に小さな踏み台を置く
・上体を少し前に倒す
・肘を太ももに軽くのせる
この姿勢にすることで、自然な腹圧がかかりやすくなり、いきみを減らすことにつながります。
ポイントは、「力む」ではなく「自然にかかる」腹圧
腹圧は、体を守る力でもあり、腹圧は悪いものではありません。
・背骨を支える
・内臓を安定させる
・体幹を守る
という、とても大切な働きをしています。ただし、強くかけすぎることが問題になるのです。
日頃から、呼吸が浅い、お腹の力が抜けがち、体幹の支えが弱いといった状態があると、必要以上にいきんでしまうことがあります。
トイレは体の状態を映す場所
排便の様子は、
・自律神経の状態
・腹圧の使い方
・姿勢のクセ
を教えてくれるサインでもあります。
「最近いきまないと出ないな」「トイレ後にフラッとするな」そんなときは、体が少し無理をしているのかもしれません。
いつもの動作を少し見直す
・姿勢を整える
・息を止めない
・ゆっくり立ち上がる
それだけで、体への負担はぐっと減ります。大きなことをしなくても大丈夫です。
毎日のトイレ動作をほんの少し見直すことが、安心につながります。あなたのトイレの時の姿勢やいきみなどはいかがでしょうか。つづく
