ステップエクササイズで明日の元気をチャージするインストラクターの新城めぐみです。
人間の身体は60%~70%が水分と言われています。ではその水分を最も多く含んでいるのは身体のどこでしょうか?
答えは、『筋肉』です。筋肉は水分の貯水池とも言われていて、筋肉の約75%が水分でできています。
水分は筋肉をタンクにして蓄えられています。そのため筋肉が減少すると、体内の水分量も少なくなります。そう考えると高齢者や女性に熱中症が増加しているのも想像つきますよね。
女性はもともと筋肉量が少なく、また加齢による筋肉量の低下もあり、室内での高齢者や女性の熱中症が増加しているのは筋肉量の減少が、原因の1つといってもおかしくありません。運動の機会が年々減ってきた、筋肉量が減ってきたな、と感じる方は要注意です!
人間は1日に1.5~2ℓの水分が必要と言われていますが、これらすべてを飲み物で取るというのではなく、食事に含まれている水分から摂取することも大切です。
効率よく身体に水分を補給するためには、水を摂取することは良いですが、飲み物からとった水分はそのまま体外に排出される割合も多いです。それに比べて食事から摂取した水分は体内にも取り込みやすいのです。ですので、飲料と食事の両方から水分を摂取することが大切です。
体内の水分量が不足すると熱中症のリスクが高まるだけでなく、脳梗塞・心筋梗塞・低血圧症状・免疫不良などの症状を引き起こすこともあります。
様々な健康障害を防ぐためにも、運動で筋肉量を維持し、飲み物と食事からしっかり水分をとりこむようにしたいですね。