快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
20代の方とお話しした中でのこと。仕事の当日、急に熱が出てきたが、薬を飲んだら熱が下がったと。やらなければいけない仕事を済ませ、後は食べて寝たらその後はすっきり治ったということでした。
多分風邪からだったということでしたが、その方のこの1ヶ月の様子を伺うと、環境が大きく変わったようでした。
上記の方のように若い方でも環境も大きく変わり、体も気も使えばストレスは多くかかっているということです。
仕事や部署が変わる、またプライベートでも環境が変わったりするなど。そのような状況ではストレスがかかり、そしてストレスがたまると免疫力も落ちてしまいます。
肉体的だけでなく精神的にもストレスが軽減できるような習慣を持てたらと思います。
ではストレスホルモンであるコルチゾールを適切なレベルに抑えるための習慣のひとつ「好きなことをする時間を持つ」についてお伝えします。
好きなことをする時間を持つ
→ 趣味・音楽・映画・読書など、気分転換を意識的にする
コルチゾール(ストレスホルモン)を抑えるために、好きなことをする時間を持つことが良い理由は、以下の3つによります。
① リラックス効果 → 副交感神経が優位になる
趣味や楽しい活動をすると、リラックスした気分になり、自律神経のうち「副交感神経」が活性化します。
これによってストレス時に優位になる「交感神経」の活動が抑えられ、コルチゾールの分泌が減少します。
② ドーパミンやセロトニンの分泌が増える
・好きな音楽を聴いたり、映画を観たり、読書に没頭すると、ドーパミン(快楽ホルモン)が分泌され、幸福感を得られます。
・また、リラックスできる活動をするとセロトニン(安定・安心のホルモン)も増えストレスの軽減につながります。
→ コルチゾールの抑制に働き、精神的な安定をもたらします。
③ 思考のリセット → 認知的ストレスが軽減する
ストレスが溜まると、脳がネガティブな思考にとらわれやすくなります。
しかし、趣味や楽しい活動に集中することで、「今この瞬間」に意識が向き、過去の失敗や未来の不安を考える時間が減ります。
→ その結果、コルチゾールの分泌を抑えることにつながります。
まとめ
好きなことをする時間を持つことで、
・副交感神経が活性化し、リラックスできる
・ドーパミンやセロトニンが分泌され、幸福感が得られる
・ネガティブ思考が減り、ストレスが軽減する
この3つの要因が重なり、結果的にコルチゾールが抑えられ、心身ともに健康を保つことにつながります。
さて、あなたの趣味や楽しいことは何でしょうか。また機会があればお聞かせください。