快適に動ける体づくりのお手伝いをする平田智子です。
むくみや冷えで悩む人におすすめなのが、足を少し高くして休むこと。とてもシンプルですが、血流を助けることが期待できます。
なぜ足を高くするといいの?
私たちの体の血液は、心臓のポンプの力で全身をめぐります。でも、足から心臓へ血液を戻すときには「重力」に逆らわなくてはいけません。
特に夕方になると足が重だるくなるのは、血液や水分が下にたまりやすいからです。ここで役立つのが「足を高くする姿勢」。
足を心臓より少し高くすることで、血液やリンパ液がスムーズに戻りやすくなるのです。
おすすめの動作
① クッションを使う
仰向けに寝転び、ふくらはぎや足首の下にクッションを置く
心臓より少し高くなるくらいが目安(10〜15cm程度)
※高すぎると腰に負担がかかるので「少し高いかな?」程度でOKです。腰が反らない程度に。
② 壁に足をあずける
壁にお尻を近づけて、足をまっすぐ上に伸ばす
「足を壁に立てかける」イメージ
5〜10分ほどゆっくり呼吸しながら休む
血液の流れを助けるだけでなく、リラックス効果も期待できます。
いつ行うのがおすすめ?
夕方や夜、足が重い・だるいと感じたときお風呂あがりや寝る前のリラックスタイムに。
立ち仕事や長時間の座り仕事のあと、「今日ちょっと疲れたな」と思ったときに取り入れてみる
注意点
長時間、行いすぎると腰や膝に負担がかかることもあるので、10〜15分くらいを目安にしましょう。
血圧や心臓に不安がある方は、医師に相談のうえで取り入れると安心です。
足を高くするだけで、重力に逆らわずに血液が心臓へ戻りやすくなります。むくみやだるさのケアに、とてもシンプルな方法です。
無理なくできる範囲で、今日からぜひいかがでしょうか。
次回は「④ ふくらはぎマッサージで血流アップ」をご紹介します。