快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
快適に動けるために、正しい姿勢やお腹ひきしめ運動などをお伝えしています。
そのうちの正しい姿勢を作るにあたり、足も大切ということで、足ほぐしをお伝えします。
オンラインでのレッスン指導の時、画面に映った自分の姿をみて
「あれっ?左の肩が下がって、体が傾いている」と気づき、そのたびに姿勢を直しています。
さりげなく立った時、無意識のうちに軸足にかなり体重がかかっていました。
例えば、左足のみに荷重があった場合、左脚に骨盤をのせる状態になります。
骨盤の傾きもでて背骨への歪みへと繋がり姿勢不良がおこります。
これも体が傾く理由の1つだと思っています。
そして、足を見ると指先が曲がり、外側に体重が乗っている状態でした。
体を支える1番下の土台が不安定な状態だったのです。
長年のクセもあり、まっすぐ指を伸ばすのになかなか苦戦しています。
あなたの足はどのような状態でしょうか。そして、足の裏のどのあたりに体重が乗っているでしょうか。
体を支える一番下の土台の部分がフラットな状態になることで、体を安定して支えやすくなります。
そこで足をほぐしていきます。
- まず足の指を1本ずつ外と内へ5回ずつまわす
- 指の内側を付け根から指の腹へと押していく
- 足の指全体を反らせる、丸める
- 足の甲を軽くひねる
- 足首をのばす、まげる。伸ばす時に指を反らせる、曲げる時に指を丸める
- 足の裏をまんべんなく押していく。手の指の腹や関節で。手の指の関節が痛い場合はツボ押し棒でもよい。
- 足の甲の骨と骨の間の溝になっている部分も押していく
- 足の甲全体を横のアーチを作るように丸める(あんぱんを割るようなイメージで)
- 足首をさする、くるぶし周りをおす
- あとはすねのまわりやふくらはぎも軽くさする。
指や足首なとの関節はデリケートです。無理のない範囲でやりすぎないように注意しましょう。
片足を行い、立ってチェックしてみます。もう片方の足と比べると足裏のほぐれた感覚がわかると思います。
そして、反対の足ほぐしも行います。
ほぐせたら、細かくわけて足の裏4点に体重を乗せていきます。
親指の付け根、小指の付け根、かかとの左側と右側に体重を乗せ、指を伸ばしてふわりと床に置くようにします。
いちばん下の土台となる足の裏がフラットになれば、均等に体重ものせやすくなり、そこからすらりと伸びた綺麗な姿勢へとつながります。
いつも自分の体を支えてくれている足。ほぐす時に指や爪の変化に気づく場合もあり、対処にもつながります。
たまには、このような足ほぐしも取り入れ、足も大切にしたいですね。