快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
人生100年時代、未来のための貯金も大切ですが、運動をして筋肉をきたえる貯筋も大切です。さらに、貯筋と同じように大切で気になる部位があります。それは脳です。物忘れが多くなってきたなど気になるところです。しかし、研究結果からいくつになっても脳細胞は成長し続けることがわかってきたそうです。今回はその気になる脳のことについてお伝えします。
加齢と共に、以前よりも覚えが悪くなったと感じる方が増えてきます。数字を暗記する記憶力は低下する場合もありますが、脳は常に成長し続けています。
大脳は、脳全体の8割を占め、物事を考えたり、また運動の指令を出します。
海馬は、記憶の中枢として記憶を整理して蓄積します。
研究の結果からこの海馬の神経細胞の増加が報告されているそうです。
脳機能
日常問題解決能力
筋道を立てて物事を考え、解決にみちびく能力
言語(語彙)能力
新しい言葉を覚えて使いこなす能力
短期記憶能力
数字の羅列などを短時間だけ覚えておく能力
言語能力や日常問題解決能力は年齢と共に向上します。それは人生で経験を積んでいくことで言葉に深みがでたり、問題が起こっても解決のための知恵が増えていくからだと考えられます。
しかし、脳も使い過ぎると疲れて機能低下します。体も疲れると脳も一緒に疲れて何も考えられなくなります。その脳を休ませるためには睡眠が必要になります。睡眠をとることで脳を休ませることができるのと、記憶を定着させる作業も行われます。
日常のちょっとした変化を見逃さずワクワクした気持ちが脳の成長につながるようです。次回へ続く
〈参考引用 えがお手帖/大塚製薬〉