快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
前回は「血流を良くする生活習慣」についてお伝えしました。今回は逆に「血流が滞りやすい人の特徴」についてご紹介します。
「最近なんだか体が重い」「疲れやすい」など。そんなとき、血流の悪さが関係しているかもしれません。
血流が滞りやすい人の特徴
長時間同じ姿勢でいる
デスクワークやスマホ操作で座りっぱなし、または立ちっぱなし。筋肉のポンプ作用が働かず、血液が溜まりやすくなります。
運動不足の人
体を動かす機会が少ないと筋肉量が減り、血流を押し出す力も弱まります。特にふくらはぎの筋力低下は大きな影響があります。
冷えやすい人
冷房の効いた部屋に長時間いる、冷たい飲み物や食べ物をよく摂るなど。これらは血管を収縮させ、血の巡りを悪くします。
ストレスが多い人
緊張やプレッシャーで交感神経が優位になると血管が収縮。肩こりや頭痛、手足の冷えにつながります。
食生活が偏っている人
脂っこいもの・甘いものが多く、野菜や魚が不足すると血液はドロドロに。血管のしなやかさも失われてしまいます。
睡眠不足・不規則な生活
夜更かしや睡眠の質の低下は、自律神経のバランスを乱し、血管の働きを不安定にします。
加齢や女性特有の変化
年齢とともに血管は硬くなりやすく、更年期やホルモンバランスの変化でも血流の乱れが起こりやすくなります。
まとめとして。血流が滞りやすい人の特徴をひとことで言うと、
・姿勢が固まりがち
・筋肉をあまり使っていない
・冷えやストレスを抱えやすい
・生活リズムや食事のバランスが乱れている
などの共通点があります。
そういわれてみると、冷房の効いた部屋で寝た次の日の朝は冷えたせいか体がかたくこわばっています。また、睡眠不足や不規則な生活が続くと、頭痛やめまいを起こし自律神経の乱れを感じます。そんな時は血流が悪くなっているのですね。
血流の滞りは病気だけが原因ではなく、日常の小さな習慣から生まれるもの。だからこそ、意識を変えることで改善できる可能性が大きいのです。
「私も当てはまるかも?」と思った方は、ぜひ生活習慣を少し見直してみませんか。