快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
甘いものが食べたいと思う時は、3大栄養素(タンパク質、炭水化物、脂質)のいずれかが不足しています。そのため、食事では何を食べたかな?どの栄養素が足りないかな?と思うようになりました。
前回から、3大栄養素のうちのたんぱく質についてお伝えしています。今回もたんぱく質の必要性をお伝えします。
体を作るにはたんぱく質が必要なのですが、それ以外にも大切な役目をしています。
酵素、ホルモン、神経伝達物質
たんぱく質は筋肉や皮膚を作るだけでなく、酵素、ホルモン、神経伝達物質となって働きます。血中のアルブミン、ヘモグロビンとして全身に酵素を運びます。また、抗体を作って感染防御をするので、生命維持には不可欠な栄養素なのです。
パワー不足時のエネルギー
体に必要なエネルギーは主に炭水化物でまかなっています。しかし、不足してくると脂質とたんぱく質がエネルギーとなります。たんぱく質は1gあたり4kcalで計算される。
不足すると・・・
感染症の心配や皮膚、筋肉に影響します。摂取エネルギーに対して、たんぱく質が少ないと、クワシオルコルという栄養失調の一種になり、腹部の膨張、足のむくみ、皮膚炎などが起こります。その他にも感染症にかかりやすくなったり皮膚や筋肉の衰えもみられます。
たんぱく質は筋肉を作るだけでなく感染を防御したり、神経伝達物質となったり、またエネルギーになったりと生きていくのにとても大切な栄養素ですね。今夜はたんぱく質もたっぷりいただきたいと思います。
次回はどれくらいの量のたんぱく質を摂ればよいのかをお伝えします。
〈参考引用 えがお手帖/大塚製薬〉