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健康増進

首が疲れたら

快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。

体は本当に不思議で、例えば背中を丸めた姿勢をしていたら形状記憶されたかのように、随時、背中が丸くなった姿勢をとっています。そうすると背中を伸ばそうにも伸びにくくなってきます。そして結局、猫背気味のまま年を重ねてさらに猫背にというパターンになりうる可能性があります。そうなると腕も上がりにくい、肩がこりやすいなど不具合にもつながります。
今、動ける時に筋肉をほぐしたり、ストレッチや筋トレーニングなどでできるだけ関節に余分に負担がかからないようにしていきたいと思います。
スマホをよく見るこの時代。あなたは首や肩こりなどありませんか。
今回は非常に簡単ですが、首を休める近道をお伝えします。

首の骨の頸椎は7個、そこから下は胸椎といって12個あります。
その首で5〜6kgある頭を支えています。パソコンを覗きこむ姿勢、スマホをみるときの首の角度。これらは毎日少しずつの積み重ねでかなり首に負担がかかっています。

以前、腰を痛めた時は60分デスクワークするのであれば、15分は体を横にするようにということを聞いたことがあります。
しかし、仕事中は不可能ですよね。起きている状態では常に垂直方向に重力がかかっているので、垂直方向、また斜めになっても体を支えようと筋肉は頑張ります。
例えば花の部分が大きすぎて傾いているチューリップを思い浮かべてください。頭の花の部分は傾いて茎が曲がっていますよね。あの茎のように背骨も曲がり、筋肉も片方は縮み、片方は伸びている状態が続くのです。
それを続けると筋肉もアンバランスになる、血の巡りも悪く肩こりになるなどという悪いパターンに陥りやすくなります。

そこで、どう対処するとよいのか。
もうお気づきかもしれませんが、仰向けに寝るということです。

フラットな床(ヨガマットなどを敷く)に仰向けになり、膝をかるく立てる
骨盤が床と水平にする
背骨をまっすぐに、鼻先、おへそ、恥骨を一直線ラインにする
(この時点で顔が天井と水平な状態になっています)ておく
肩甲骨が床についているか感じる
あとはゆったり呼吸を行う
肩や背中、腰のあたりに余分な力が入っていないか、また歯を食いしばっていないか自分で意識していく

上記の状態に慣れたら、
鼻先で数字の「1」を描くように、小さくうなずくように縦にうごかす
次に鼻先で漢字の「一」を描くように小さく顔を横に振る
ほんとに動いているのかどうかわからないくらいの小さな小さな動きで、頭蓋骨と頸椎のつながっている部分を動かします。
その後は、また首の動きは止めて、ゆっくり呼吸を行うとともに力をぬく
(首に違和感がある時は行わない)

仰向けになるだけでも首への負担は減ります。スマホやパソコンを見過ぎた後にぜひお試しください。

ABOUT ME
平田 智子
気がつけば、運動指導が30年以上続いており、自分でもびっくり。その間に怪我も体験し、健康のありがたさを実感しました。水中、陸上の両方で「いつまでも快適に動ける体を!」をモットーに、体づくりをサポートさせていただいています。