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健康増進

横になったままできる血流ケア④ふくらはぎマッサージで血流アップ

快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。

今回は、横になったままできる血流ケアシリーズの第4回。テーマは「ふくらはぎマッサージ」です。
ふくらはぎは“第二の心臓”と言われています。足の血液は、心臓から遠い場所にあるため、重力に逆らって戻るのが大変です。でも、ふくらはぎの筋肉がポンプのように働くことで、血液を押し上げてくれます。つまり、ふくらはぎ=下半身の血流を支えるポンプ役なのです。
長く座っていたり立ちっぱなしだったりすると、このポンプの動きが弱くなり、血液やリンパが下にたまり、「むくみ」や「冷え」を感じやすくなります。
そこでおすすめなのが、横になったままできる“やさしいマッサージ”です。

マッサージの行い方
① 準備
仰向けまたは座った状態で足を伸ばします。リラックスして、呼吸をゆっくり整えましょう。

② ふくらはぎをやさしく包む
両手でふくらはぎを軽く包み、足首のほうからひざの方向へなで上げるようにします。これを10〜15回ほど繰り返します。
※ポイント
強く押す必要はありません。「なでる」「さすって温める」くらいの力でOK。皮膚の上を手のひらで温めるように行いましょう。

③ 両手で軽くもみほぐす
次に、両手の親指でふくらはぎの内側と外側を軽く押しながら、
全体をまんべんなくもみます。
痛気持ちいい程度に、5〜10回くらい。
手のひらが温かくなってきたら、血流が良くなっているサインです。

④ 仕上げになで上げ
最後にもう一度、足首からひざに向かってゆっくりなで上げます。
リンパの流れを整え、むくみをスッキリさせていきます。

ポイント
お風呂上がりなど、体が温まっている時に行うとより効果的。
オイルやクリームを使うと、肌への摩擦が減ってやりやすくなります。
深呼吸をしながら行うと、副交感神経が働いてリラックス効果もアップ。
ふくらはぎをほぐすことで、血液やリンパの流れが良くなり、むくみや冷えの改善が期待できます。

「疲れたな」「足がだるいな」と感じた時、無理なくできる“横になったままマッサージ”で、体をやさしく整えてあげましょう。
次回はシリーズ最終回、「⑤ 手先・足先を温めてめぐりアップ」をお届けします。

ABOUT ME
平田 智子
気がつけば、運動指導が30年以上続いており、自分でもびっくり。その間に怪我も体験し、健康のありがたさを実感しました。水中、陸上の両方で「いつまでも快適に動ける体を!」をモットーに、体づくりをサポートさせていただいています。