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健康増進

横になったままできる血流ケア⑤手先・足先を温めてめぐりアップ

快適に動ける体づくりのお手伝いをする平田智子です。

これまでのシリーズでは、呼吸・足首運動・足の位置・ふくらはぎマッサージなど、横になったままできる血流ケアをお伝えしてきました。
最終回のテーマは、「手先・足先を温める」ことです。

なぜ手先・足先を温めるといいの?
体が冷えると、血管がキュッと縮んでしまい、血液が流れにくくなります。すると、体のすみずみに酸素や栄養が届きにくくなり、だるさや疲れを感じやすくなるのです。
特に手や足の先は、体の中でも血液が届きにくい場所です。だからこそ、意識して温めてあげることが大切です。 「末端を温める=全身の血流アップ」につながります。

家でできる簡単“温めケア”
① 手をもみ合わせる
両手をこすり合わせて温めます。そのまま指のつけ根から先まで、1本ずつ軽くもみほぐしましょう。指先まで血が通う感覚を意識してみてください。呼吸と共に行うのがオススメです。
※きつくもみほぐさない。痛みのある場合は行わない。

② 足の指をグーパー運動
足の指を思いっきり「グーッ」と握って、「パッ」と開く。
これを10回ほど繰り返します。
足の指を動かすことで、足全体の血流がよくなります。

③ 温めグッズを活用
湯たんぽやカイロをタオルにくるんで手足にあてる。
レッグウォーマーや厚めの靴下を使う。
※低温やけどに気をつけて、長時間あてっぱなしにしないようにしましょう。

④ お風呂で温まる
ぬるめのお湯(38〜40℃くらい)にゆっくりつかると、体の芯までポカポカします。血流が良くなり、リラックス効果も抜群です。

温めるとこのような変化が
・手足がポカポカして気持ちがいい
・体全体が軽く感じる
・肩や首のこりがやわらぐ
・眠りが深くなる
「冷えをとること」は、血流を整えるだけでなく、体の調子を整える第一歩でもあります。

体のめぐりを良くするには・・・
「動かすこと」+「温めること」の両方が大切です。冷えを感じたら、まずは手先・足先をやさしく温めてあげましょう。
それだけで、全身の血のめぐりが変わっていきます。

ABOUT ME
平田 智子
気がつけば、運動指導が30年以上続いており、自分でもびっくり。その間に怪我も体験し、健康のありがたさを実感しました。水中、陸上の両方で「いつまでも快適に動ける体を!」をモットーに、体づくりをサポートさせていただいています。