快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
毎日の生活の中で、足はシューズに包まれて過ごすことが多く、知らず知らずのうちに靴の形に影響を受けています。
夕方になると足がむくんだり、指が曲がった状態で固まってしまったり…。
そのまま放置すると、足の指や足裏の筋肉がうまく使えず、立ったときのバランスも崩れやすくなります。
足の裏がアンバランスになると、その上にある膝・股関節・骨盤などへも余計な負担がかかるため、まずは土台となる足裏のケアが大切です。
足の裏を“フラット”にして感じてみよう
以下は、足裏の感覚を高めるための簡単なワークです。
基本の立ち方
1.太ももの付け根(股関節)の真下に足を置いて立つ
2.足の指を軽く伸ばし、指の付け根から指を持ち上げる
※この時、指の付け根で床を押します
3.次に、指と甲を丸めて縦アーチをつくる
4.もう一度、指を持ち上げ → 指と甲を丸める を繰り返す
5.指を持ち上げてから、ふわりと床へおろす
6.親指の付け根・小指の付け根・かかとの 3点で体重を支える
体重移動で足裏をさらに活性化
1.前(つま先)→ 後ろ(かかと)へゆっくり体重を移動
2.次に左右へ移動
3.慣れてきたら、前 → 右 → かかと → 左と円を描くように体重を動かす(反対回しも行う)
ここまで行うと、足の裏にしっかり意識が向き、どの部分をよく使っているのかが分かりやすくなります。
足指の細かい動きにもチャレンジ
指の付け根を床につけたまま、
•親指から順番に1本ずつ持ち上げる
•小指側から1本ずつ下ろす
などの細かい動きも試してみてください。(足がつりそうな時はすぐ中止)
左右で動きやすさが違ったり、思うように動かない指があったり…、
自分の足の特徴にきっと気づけるはずです。
足の裏は身体の土台
足の裏は、身体を下から支える大切な部分。ここを丁寧に整えることで、立ち姿勢や歩行、さらには全身の動きが軽くなっていきます。
毎日の中で、ぜひ「今、足の裏はどう使えているかな?」と意識を向けてみませんか。
