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ダイエット

甘いものが欲しくなる時のからだ

快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。

12月といえば忘年会。今年の12月は会食など機会が増えたかもしれません。その分食べる量が増えているかもしれません。
食事は大切ですが、体のためには食べすぎや質に注意する必要があります。
ところであなたは、なぜか無性に甘いものがほしくなる、しょっぱいものがほしくなるということはありませんか。
いったいなぜこのようなことが起きるのでしょうか。

これは特定の栄養素の不足やストレス、ホルモンバランスなどいくつかの要因があるようです。
甘い物が無性に食べたくなる時は、エネルギーが不足しているという状態が考えられます。
エネルギーの三大栄養素として、たんぱく質、炭水化物、脂質があります。
炭水化物であるごはんやパンですが、雑穀入りだと食物繊維が含まれているので炭水化物のほかにもビタミン・ミネラル・たんぱく質を含んでいるのでおすすめです。
例えば、おにぎりと野菜スープを一緒に食べると、食物繊維も合わせてとることができます。またたんぱく質や脂質を含むゆで卵を一緒に食べると栄養バランスや食べる量も調節もできてよいでしょう。

また、ストレスを感じていると、抗ストレスホルモンである「セロトニン」を分泌しようとして、糖分が欲しくなることもあるそうです。
セロトニンは幸せホルモンとよばれ、精神を安定してくれます。セロトニンは脳内で作られますが、その時に必須アミノ酸のトリプトファンが必要になります。このトリプトファンは食べ物から摂る必要があります。
それらの食べ物は、バナナ、赤身魚(マグロ、カツオなど)、赤身肉(脂身が少ないヒレなど)、レバー、鶏肉、卵、ナッツ類、トマト、アボカド、大豆製品(豆腐、納豆、味噌、醤油など)
もしも、私のように外出や移動が多い方にとって、手軽に食べられるとしたらナッツ類でしょうか。

そして、甘い物が好きな方には耳が痛い話なのですが、甘い物が欲しいときに、食べやすい菓子パン類を食事代わりにするのはできるだけ避けたほうがよいです。
同じ糖質を摂ったとしても油や糖が中心となるので体脂肪も作られやすくなり、栄養素も偏りがちです。砂糖を含むものをたくさん食べると、血糖値に深く関係し生活習慣病につながる恐れもあるので注意が必要です。

次回はしょっぱいものがほしくなるときについてお伝えします。

ABOUT ME
平田 智子
気がつけば、運動指導が30年以上続いており、自分でもびっくり。その間に怪我も体験し、健康のありがたさを実感しました。水中、陸上の両方で「いつまでも快適に動ける体を!」をモットーに、体づくりをサポートさせていただいています。