快適に動ける体づくりのお手伝いをする平田智子です。
前回の足ほぐしからの続きです。そこからすらりとのびた正しい姿勢につなげ、関節や骨、筋肉に無理な負担がかかりすぎないようにしていきましょう。
前回は、足の裏4点(親指の付け根、小指の付け根、かかとの左側と右側)に体重を乗せるところまでお伝えしました。
均等に体重を乗せ、そこから背筋をすらりとのばしていきます。
そのすらりと伸ばす時の細かく意識するポイントをお伝えします。
- 足裏に体重をのせたら、五本指の付け根を前方に向ける(12時の方向)
- 膝も12時の方向に向ける
- 膝から延長線上に太ももの付け根がくるようにする
- 恥骨の延長線上におへそと鼻先が来るようにする
- 側面から見て股関節の上に肩と耳たぶを一直線上にする
- その体勢ができたら、足の裏で床をグッと押し、その反作用を利用して、頭を空の方へ押し上げるようにして背筋を伸ばす。
- 正面から見て、左右の肩や腰の高さを水平に保つ。
ここまでの意識はとても細やかで、難しく感じるかもしれません。
まずは、足裏に均等に体重を乗せる意識をしてみましょう。
意外に片方に体重がかかっているのに気づきます。
その次に、実際に足先と膝の方向を実際に見て確認してみます。
同じ方向のつもりでも、違う場合があります。
このように少しずつ、自分の体を見ながら正しい姿勢へとつなげていきましょう。