便と姿勢・腹圧の関係
快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
便通というと、「腸内環境」や「食事」が注目されがちですが、実は 姿勢や腹圧の使い方 も深く関係しています。「お腹に力が入らない姿勢」が出にくさをつくり、「しっかり食べているのに出にくい」「残便感がある」など。そんな方は、体の使い方にヒントがあるかもしれません。
腹圧とは?
腹圧とは、お腹の中にかかる圧力のこと。
横隔膜、腹筋群、背中の筋肉、骨盤底筋がバランスよく働くことで生まれる内圧です。この腹圧は、
•姿勢を支える
•動作を安定させる
•排便時に「押し出す力」をつくる
といった、大切な役割を担っています。
姿勢が崩れると腹圧が入りにくくなる
猫背や反り腰など、姿勢が崩れると、
•お腹が抜ける
•骨盤が後ろに倒れる
•腹筋と骨盤底筋がうまく連動しない
といった状態になりやすく、自然な腹圧がかかりにくくなります。
その結果、
•いきみにくい
•スムーズに出ない
•力を入れても効率が悪い
と感じることがあります。
排便時の姿勢も重要
排便時は、ただ座るだけでなく「姿勢」がとても大切です。背中を丸めすぎたり、逆に反った姿勢では、腹圧がうまく下方向に伝わりません。
•背骨を長く
•骨盤を立てるイメージ
•足裏を床につける
この姿勢を意識することで、腹圧が自然に働きやすくなります。
腹圧が使える体は、日常動作もラク
いつもお伝えしていることですが、腹圧が適切に使えると、
•立ち上がる
•歩く
•物を持つ
といった日常動作が安定し、体への負担も軽減されます。つまり、便通のための腹圧づくりは、体づくりそのものとも言えます。
姿勢と腹圧を整えるためにできること
特別なことをしなくても、
•座るときに骨盤を立てる意識
•呼吸でお腹がふくらむ感覚を感じる
•体幹トレーニングで支える力を養う
こうした積み重ねが、腹圧を使いやすい体へとつながっていきます。
便通は、腸だけの問題ではなく、姿勢・腹圧・体の使い方とも関係しています。無理に力を入れるのではなく、自然に腹圧が働く姿勢と体を整えること。それが、快適に動ける体づくりにも、スムーズな排便にもつながっていきます。腸の調子がよいと気持ちも軽やかになります。
体の内側と外側、両方から整えていきましょう。
