運動指導者のこれからを応援する、池田扶実子です。
私は、現在3つのオンラインサロン(オンラインでの運動指導)を持っています。
1つは、アメリカと繋いでアメリカ人のシニアのチーム、2つ目は40代~50代の割と動ける方々、そして3つ目は日本人シニアです。
今日はその一つである、40~50代のオンラインサロンの例を挙げようと思います。
参加者は全てオンライン上で知り合った方々で、リアルでお会いしたことはありません。オンラインでの集客で集めた方々です。
最初は、「からだほぐし」という名前で、全身の筋膜リリースとダイナミックストレッチを組み合わせた、身体のメンテナンスを目的としていました。
徐々にあれもこれも……リクエストも出てきて、今はお腹シェイプと筋トレで筋力作りを行っています。サロンなので、参加者の状況を把握しながら、興味のあることを探りながらやってきたように思います。
私もですが、同じことの繰り返しは「飽きる」。これを回避するには、顧客の興味が今どこにあるのかを探ることが重要です。
私も最初は「からだメンテナンス」という意図を持って、筋膜リリースのクラスを設定しましたが、やはり筋肉を作ること、運動をして消費量を増やし、代謝を上げることも重要。
行うべきことが満載です。ですからその時々で行うことを変えても、「からだメンテナンス」の目的からは外れません。
かれこれ、二年になろうとしています。続けてみて思うことは、オンラインでのレッスンは多いに有効だと言うことです。
長く続いている理由を考えると……
- ●運動指導だけでは無く、健康に関する情報を提供する
- ●毎回、運動前にアイスブレイクを持ち、参加者の状況を把握する
- ●身体の仕組みについて、少しずつ解説し理解を深めてもらう
- ●コミュニケーションをとり、参加者の悩みを引き出す
上記に書いた4つのことは必ず行っています。これらのことは、リアルでも有効だと思います。
運動することが身体にどうして良いことなのか?少しずつ教育していくこと……顧客の意識を改革することです。
運動が続かない方は、運動したメリットが感じられないからです。ですが、運動を最低でも3ヶ月間は続けないと、運動の効果を感じることが出来ません。
なので、運動施設は入会から2ヶ月無料などの広告を出すわけです。これは、顧客が運動することのメリットを感じるまでの期間として、設けているからです。
会員会費システムでは、継続してもらわないと収益になりません。ですから、退会防止策として2ヶ月、あるいは3ヶ月無料にするわけです。
私達も、オンラインサロンやリアルでのスクール運営では、最初の三ヶ月間は運動のメリットが感じられない分、運動への意識改革を行う必要があります。
運動のメリット……快眠、快食、快便や減量、階段が辛くなくなったなどを感じると、もう運動は手放せなくなります。
運動習慣を身につけて頂くことが、とても重要です。そのためには、一つのカテゴリの運動にこだわらずに、色々と試してみると良いと感じています。
40~50代で仕事をしている方、介護と家事で普段忙しく、家を出ることが出来ない方……運動したいと思っている方が多いです。
リアル・オンラインのどちらにしても、運動する習慣を身につけた人が増えると言うことは、私達の仕事が増えると言うことです。
そのためにも、身体に対する知識・情報をしっかりと持つことが重要です。私もこの仕事を始めた時に学んだ知識はもう古くなっていることが多いです。なので、情報を常にチェックすることを心がけています。
あなたが思う以上に、身体の仕組みを知る人は少ないです。どんどんと情報を発信し、運動に対する意識を変えて頂きましょう!
そして、あなたが顧客の健康を保つキーパーソンになりましょう。
あとがき
急に寒くなりました。いきなり秋が深まってきた感じがします。
先日の台風の影響でしょうが、あなたの地域は大丈夫でしたか?
季節の移り変わりの早い今年ですね。あっという間に10月です。風邪を引かないように……。
さぁ、また今日もがんばりましょう!笑顔と一緒に……。