快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
ドライマウス・・・このテーマをお伝えすると共に、ちょうど咳が止まらず、服用している薬の副作用でかなり口の中が乾き、声枯れしていました。服用が終了すると共に口の中の乾きや声枯れも治ってきました。
薬の副作用で口の中が乾いてドライマウスになることもありますが、原因は様々です。
今回はドライマウス予防についてお伝えします。
まずドライマウス予防には「指みがき」が有効ということです。
ガーゼを指に巻いて歯や舌を指でみがくのです。
期待される効果
歯周病予防
炎症を起こしやすい歯と歯茎のすきまについたぬめりや汚れ(プラーク)を拭き取る。
口臭予防
唾液腺を刺激して分泌をよくすることで、唾液の浄化作用で口臭を抑えられることにつながります。舌みがきも一緒に行うことでさらに効果期待大。
インフルエンザ予防
口の中の汚れ(プラーク)には悪玉菌がいます。そして、インフルエンザウィルスの侵入を助ける酵素を出します。指みがきは菌の除去も期待できます。
誤嚥性肺炎を予防
口が乾いていると飲み込みが悪くなり、誤嚥性肺炎になるかもしれません、指みがきで唾液の分泌を促すことで、飲み込みがスムーズになります。
指みがきの方法
1日の目安・・・夕食後に1回
用意するもの
ガーゼ
「不織布ガーゼ」が理想ですが、ぬめりや汚れが取ることができるのであれば普通のガーゼでもOK
ガーゼ(8×10cmの大きさ)を中央に人差し指を置きいて2つに折り、第2関節ぐらいまでガーゼに覆われるように巻く
ガーゼの端を親指で押さえ、少し湿らせて準備完了
①ほほの内側
人差し指を左のほほの内側に当て、外側に押し出すように上下にマッサージ。上下10往復
右のほほも行う
②唇の裏
人差し指の腹を上唇の裏にあて、外側に押し出すように左右にマッサージ。左右10往復
下の唇も行う
③歯ぐき
人差し指で上の歯ぐきを順に押すようにマッサージ。下の歯ぐきも行う
この時に出血や腫れがないかチェックしながら行う
④上あご
人差し指の腹で上あごの中央から手前に向かってやさしくなでるように10回マッサージ
指に力を入れ過ぎないように気をつける
実際に歯医者さんで口の中のマッサージを行っていただいたことがあります。その時は汚れを取るためではなかったので、きっと手袋をした指に、何かペースト状のものをつけてマッサージしてくださっていたと思います。とても気持ちよかったです。
気持ちがよいからといって汚れを取る指みがきを行う際、あまり強い力で行わないよう注意しましょう。
〈参考引用 えがお手帖/大塚製薬〉