冬のトイレで起きやすい「ヒヤッ」とする出来事
快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
ここ何回か排便と体の関係においてお伝えしています。今回から、排便排尿後の体の変化についてお伝えしていきます。
冬になると、「トイレのあとにフラッとした」「立ち上がった瞬間、目の前が暗くなった」そんな経験はありませんか。実はこれ、珍しいことではないそうです。
病院で検査をしても「特に異常はありません」「血圧も心臓も正常範囲です」そう言われて、ホッとする一方で「じゃあ、なぜ?」と思いますよね。
それは冬に起きやすい理由があります。
寒い季節は、体にとって血圧や自律神経が乱れやすい条件がそろっています。
•トイレと部屋の温度差
•水分をとる量が減りがち
•体が冷えて血管が収縮しやすい
•動き出しが急になりやすい
そこに「排便・排尿」という体の中では意外と大きな働きが重なると、ふらつきや立ちくらみが起こることがあります。
「年齢のせい」と片づけてしまいがちですが…こうした出来事は高齢者だけに起こるものとはないようです。
特に、
•便秘がちでいきむことが多い
•更年期以降で体調の波を感じている
•運動量が減ってきた
•冷えを感じやすい
こんな方は、年齢に関係なく体のバランス崩れにつながりやすいのです。
トイレのあと、体の中で何が起きているの?
排便や排尿は、ただ「出す」だけの動作ではありません。体の中では、血圧、心拍、自律神経が、短時間で大きく切り替わっています。
この切り替えが急すぎると、脳への血流が一時的に減り、「フラッ」「クラッ」とした感覚につながることがあります。
異常ではないけれど、油断もできない状態で、それが、トイレ後のふらつきです。知っておくことが、予防につながります。
大切なのは、「体の仕組みを知っておくこと」です。原因がわかれば、姿勢・動作・生活のちょっとした工夫で防げることもたくさんあります。次回は、排便・排尿と自律神経の関係について、お伝えしていきます。
つづく
