快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
ここ2〜3回にかけて、筋膜についてなどお伝えしています。今回は筋膜リリース&ストレッチを実践してみましょうということで、朝・日中・夜に分けて例をあげてみました。
朝:ストレッチ中心で体を目覚めさせる
朝は体がまだこわばっているので、強いリリースよりも「軽く伸ばす」動きが最適です。
肩周辺
まずはゆっくり深呼吸、吸いながらゆっくり肩をあげ、吐きながらゆっくり下げる
肩を外回し内まわし(小さな動きから始める)
背伸びストレッチ
両手を組んでぐーっと上に伸ばし、深呼吸をする。背骨が伸びて血流がアップ(肩が痛い場合は、手を組まずできる範囲、または行わない)
朝は気持ちよく伸びる程度でOK。呼吸を止めずに行いましょう。
日中:すきま時間に軽くリリース
デスクワークや立ち仕事で同じ姿勢が続くと、筋膜はすぐに硬くなります。短時間でできるリリースを取り入れましょう。
お尻リリース(座ったまま)
テニスボールを片方のお尻に敷き、体重を少しかけてゴロゴロ。腰の重だるさ予防に効果が期待できます。
肩甲骨リリース(壁を使って)
壁と背中の間にボールを挟み、肩甲骨の内側をゴロゴロ。デスクワークの肩こりにおすすめ。
痛気持ちいいくらいでOK。強く押しすぎると逆効果になるので注意。
夜:リリース → ストレッチでリセット
夜は一日の疲れがたまっているので、まず筋膜をほぐしてから伸ばすのが効果が期待できます。
お尻リリース
お尻を片方ずつ床の上で左右、前後に揺らし、左右に円を描くように回す
ふくらはぎリリース(床でローラーやペットボトルを使用)
足首からひざ裏に向かって転がす。むくみ解消にも期待大。
もも裏ストレッチ
床に座って片足を伸ばし、つま先をつかむように前屈。無理せず心地よく伸ばす。
お風呂上がりに行うと筋膜も柔らかく、リラックス効果が期待できます。
・朝はストレッチでスイッチON
・日中はすきま時間にリリースで疲れをためない
・夜はリリースしてからストレッチでリセット
こうして時間帯に合わせて習慣化すると、筋膜が柔らかく保たれ、体が驚くほど軽くなります。初めは全てしなくとも1つお試しいかがでしょうか。快適に動ける体につながります。