快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
前回女性ホルモンについて触れましたが、今回は女性ホルモンが減ってきたことによる体調の変化についてお伝えします。
10歳~20歳の思春期にかけて女性ホルモンが急激な増加、45歳~55歳の更年期にかけて女性ホルモンの急激な低下が起こります。
知らず知らずのうちにおこる体の不調や症状が、実は女性ホルモンが関係していたという事があるようです。
しかし、女性ホルモンは自律神経や精神、運動器官や血流などにも関わるためその症状は人により様々で千差万別です。
更年期を森に例えると、緑色1色の木が生えているのではなく、緑、赤、黄色、青色、紫色・・・というように様々な木が生えている状態です。
「最近疲れやすいな」とか、「以前とは少し違う」というような体調の変化は、更年期のサインかもしれません。
あなたは次のようなことを感じませんか?
- 顔がほてる
- 汗をかきやすい
- 腰や手足が冷えやすい
- 息切れ、どうきがする
- 寝つきが悪い、または眠りが浅い
- 怒りやすく、イライラする
- くよくよしたり、憂うつになることがある
- 頭痛、めまい、吐き気がよくある
- 疲れやすい
- 肩こり、腰痛、手足の痛みがある
関節が痛い筋肉が痛いなどは整形外科、またその他の症状であれば内科や婦人科、耳鼻科、心療内科など行かれるかもしれません。
例えば、女性ホルモンの減少による関節や手のこわばりは放っておかず、「治療の機会の窓口が開いている間」に専門家に診ていただくことをおすすめします。
この「治療の機会の窓口が開いている間」というのは、症状が軽いうちに、受診するという事です。
例えば関節が痛い場合は、リュウマチの可能性もあり、骨が変形する前に治療により早い段階で症状を抑えられる可能性があるので、骨が変形してからではなく何かおかしいと思ったら受診するということです。
気になる症状や不定愁訴な事があれば、まずは受診してみることをおすすめします。
<参考 えがお手帳大塚製薬>