快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
前回は、女性ホルモンと手指の関係についてお伝えしました。
手指や手首が痛いとタオルを絞れない、ペンをにぎれない、重い荷物を持ち上げることができないなど、生活する中で支障が出てきます。
そうならないための予防や私自身気をつけていることをお伝えします。
手指ー腕ー肩周辺ー背中と胸・・・というように体はすべてつながっています。
気がつかないうちに背中や肩がこっている、または猫背のように姿勢が悪くなっているなどが原因で肩周辺から腕、手指へ影響が出てくるかもしれません。そのようなことから運動を行い、血流をよくしていきます。
運動といっても激しいものではなく、ストレッチや有酸素運動(軽く歩いたりなど)です。
腕を軽く前後に振りながら歩いたり、階段昇降など体があたたまる程度の後に全身のストレッチを行うことで随分と体は楽になります。
手指のストレッチを行うには、両手のひらを合わせて指を組み、内側からひっくり返す。
グーを握り、パーと開いた時に手のゆびの付け根までしっかり開く。
手指の関節を優しくつまみ、軽くもみほぐす(優しく軽く行い、ぎゅうぎゅうと力を入れないように気をつけてください)
肩周辺や、鎖骨のあたりがこわばった感じがある場合にオススメなのが、
仰向けになることです。
仰向けになり膝を立てて、腰が反らないようにします。鼻先ーおへそー恥骨が一直線になるよう姿勢を正す。
手のひらを上にして、腕を肩の真横より斜め45度下位に伸ばします(気持ちの良い角度に開く)
胸が開いた状態になるので、そのままゆったり呼吸を行います。
また、手の温浴もよいとされています
洗面器に約40℃のお湯を入れ、10分程度手を浸します。
アロマオイルを数滴たらせば、リラックスできそうですね。
意気込んで運動しなくても、手指のストレッチや温めたりするなどは簡易にできると思います。
更年期は周り(自分以外の事)の変化がたくさんある時期かと思います。
毎日、上記に書いたことができなくても、ふとした時に心を落ち着かせ、体を休めてみてはいかがでしょうか。