快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
体をゆるめてほぐしましょうということを、何度かお伝えしています。
特に腰周辺をゆるめてほぐした後に大切なことがあるので、今回はその大切なことをお伝えします。特に仰向けでリラックスした状態から起き上がる時に大切な事についてです。
仰向けでリラックスした場合、次に起き上がる時は腹筋も同じようにリラックスして力が入りにくい場合があります。
「あぁ、体がほぐれて気持ちよかった」と思いつつ、勢いよく起きあがると、腰に負担をかけてしまう場合があるのです。そして、腰を痛めてしまう可能性もあります。
体がリラックスすると、つい油断してしまうのです。その起き上がる時こそ気をつけなければいけません。
そこで起き上がる前に、腹筋の意識を高めます。
仰向けになり、息を吸ってお腹をふくらませて、吐く時にお腹をへこませる。
何回か繰り返しながら、お腹をへこませる時に腰を床に押し付ける。
また、意識しづらい時は、腰と床(マット)の間に手を入れて、息を吐く時にお腹をへこませ、腰で手を押すようにする。
そうすることで、腹筋に力が入りやすくなります。
起き上がる時は左右どちらかに体を向け、背中腰を丸くし、落ち着いたら、手とお腹の力を使って起き上がる。
「えいっ」と勢いをつけて起き上がるのではなく、上記のようにゆっくり下準備をしてから起き上がります。そうすることで、怪我の予防にもなります。
朝、起き上がる時も同じような事が言えます。
何気ない動作も意識をする事で、スムースに快適に動ける事につながります。
次回からリラックス後の動作にも目を向けてみませんか。