快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
前々回、体のゆがみでお伝えしました。ところであなたは、骨盤がゆがんでいるなどということをよく耳にされたことはありませんか。実際には骨盤という骨格はゆがまないのです。
「ゆがみ」には「構造物の形そのものがゆがんでいる」場合と「構造物の形は変化していないのに見る角度が変わることでゆがんでいるように見える」場合の2つがあります。骨盤のゆがみは後者の方で、骨格はゆがんでいないのに、いかにもゆがんでいるようにみえるため「ゆがみ」といわれているそうです。
例えば立位で身体をねじります。そうすると姿勢も変わるのですが、骨盤の形も見た状態では変わります。これは、骨盤の構造自体がゆがんでいるのではありません。筋肉の動きにより骨盤の位置が変わり、斜めにむいたり、傾いたいとゆがんだようにみえるのです。
日頃、身体を動かしているため筋肉が縮んだりゆるんだりを繰り返しています。しかし、その筋肉に何かしら不具合がでると骨盤があるべきところにもどれず、こわばってかたまった状態になります。その状態が骨盤のゆがみなのです。
骨盤の構造がゆがむというよりも、骨盤の周りの筋肉が緊張してそう見えるとのことです。過剰に筋肉の緊張とゆるむという事がなくなれば、すなわち骨盤周りの筋肉がよい状態であれば、ゆがみも解消されるのです。
<参考・引用 骨盤ナビ>