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健康増進

血流と自律神経の関係〜自律神経を整える簡単セルフケア〜

快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。

前回はストレスと血流において、自律神経とのつながりをお伝えしました。自律神経と血流は、まるでチームのようにお互いを支え合っています。
ストレスで緊張が続くと、血管が縮み血流が滞りやすくなりますが、逆にリラックスできる時間をつくると、血管がゆるみ、体のすみずみまで血液が流れやすくなります。
今回は、自律神経を整え、血流をスムーズにするための簡単セルフケアを3つご紹介します。どれも家の中で今すぐできることばかりです。

① 深呼吸を1分間
「なんだか緊張してるな」「気持ちが落ち着かないな」と感じた時は、まず“呼吸”に意識を向けてみましょう。
 「4秒吸って、8秒吐く」
ゆっくり吸って、長く吐くことで体の中の副交感神経が働き、心拍が落ち着き、血管がやさしく広がる感じがします。
たった1分でも、頭がスッキリして肩の力が抜けるのを感じるはずです。
ポイント
・息を吐く時は「フーッ」とため息をつくようにゆっくりと
・背中を軽く伸ばすと、呼吸がより深く入ります
 
② 朝の光を浴びる
朝、カーテンを開けて光を浴びることも、自律神経を整える大事な習慣です。朝日を浴びると「体内時計」がリセットされ、活動モードの交感神経が自然にオンになります。この切り替えがスムーズだと、昼は元気に動けて、夜はスッと眠れるようになります。
ポイント
・朝起きたらすぐにカーテンを開ける
・外に出られる日は5分ほど朝日を浴びながら深呼吸
・天気が悪くても、窓際の自然光でもOK

③ 夜の入浴でリセット
夜は、1日の緊張をゆるめる時間です。
38〜40℃くらいのぬるめのお湯に10〜15分ゆっくり浸かりましょう。
体の深部体温が上がり、そのあとゆるやかに下がるときに自然と眠気がやってきます。血流が全身に行き渡り、冷えやだるさも和らぐことでしょう。
ポイント
・肩までしっかり浸かるより、半身浴でもOK
・お風呂の中で「4秒吸って、8秒吐く」呼吸をするとさらに効果が期待できます
・入浴後は、冷えないように水分補給と保温を忘れずに

深呼吸・朝日・入浴。
どれも特別な道具はいらないけれど、自律神経を整えるためにはとても効果的な習慣です。毎日がんばっている体に、「ゆるむ時間」をプレゼントしませんか。血流が整い、気持ちも体もスッと軽くなります。

ABOUT ME
平田 智子
気がつけば、運動指導が30年以上続いており、自分でもびっくり。その間に怪我も体験し、健康のありがたさを実感しました。水中、陸上の両方で「いつまでも快適に動ける体を!」をモットーに、体づくりをサポートさせていただいています。