快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
暑い日が続くものの、冷房で体が冷えたり、秋にかけて気温が急に下がったりした時など血流が悪くなる時があります。その血流ですが、このブログで秋バテについてお伝えした中でも、血流は良くしたほうがよいということでした。
ではその血流がなぜ大事なのか。今回は血流が悪くなると体はどのような状態になるのかをお伝えします。
血液は酸素や栄養を全身に届け、不要な老廃物や二酸化炭素を回収する役割をしています。その血流が滞ると以下のようなことが起こります。
血流が滞ると起こる体の変化
酸素・栄養不足
細胞や筋肉に十分な酸素や栄養が届かない→ 疲労感、だるさ、集中力低下、筋肉のコリ
老廃物や二酸化炭素の排出が滞る
むくみ、冷え、肌トラブル(くすみ、吹き出物)につながる
自律神経やホルモンの乱れ
血流不足は交感神経が優位になりやすく、イライラや睡眠の質低下が起きやすい
免疫力低下
白血球がうまく運ばれず、ウイルスや細菌への抵抗力が落ちる
局所的な不調
脳 → 頭痛、めまい、思考力低下
手足 → 冷え、しびれ
内臓 → 消化不良、便秘、女性の場合は生理不順
長期的なリスク
動脈硬化、高血圧、心疾患、脳梗塞などにつながる可能性がある
血流が滞るのはイメージでいうと「川の流れがせき止められて、よどみができる」ような状態です。
水が濁って悪臭が出るのと同じで、体でも「酸素不足」「老廃物の停滞」「炎症」が起こりやすくなるのです。
血流が悪くなると、いろいろと不調につながってくるということです。できるだけ流れをよくできるようにしたいですね。つづく