快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
前回の股関節辺りをほぐしてからのおしり歩きはいかがでしたでしょうか。お腹に力を入れるということで、お腹ひきしめ運動の1つとしてご紹介いたしました。このお腹の力、腹筋力は気がつくとすぐに抜けてしまいます。肋骨のようにお腹の部分を覆う骨がないため、腹筋が弱くなるとお腹が出やすくなります。お腹ぽっこりだけでなく、腰痛を引き起こす可能性も出てきます。やはり日頃からお腹の筋肉を使う意識を持ち、腹筋運動をする事が大切です。
かと言ってかしこまってするのはちょっと苦手・・・というあなたにおすすめのかんたんにできる、呼吸と共に行うお腹ひきしめ運動をお伝えします。
立位
足は腰幅に開いて立つ
第一段階
両手のひらをお腹にあてる
一度息を吐く
鼻から吸って口から吐く
息を吸う時にお腹をふくらませ、吐く時にお腹をへこませる。ふくれたりへこんだりするお腹を手で感じる
第二段階
何度か吸う吐くを練習したら、吐く息でお腹をへこます時にお腹に力を入れていく
(手をあてていることでお腹を意識しやすくなる)
第三段階
時間を(適度に)計りながら行う
吸う4秒→吐く4秒→吸う4秒→吐く8秒
これを3セット行う
もちろん息を吸いながらお腹をふくらませ、吐きながらお腹をへこませ力を入れる
8秒間も吐くのが持たない場合はできるところまで吐き、白目をむくところまでは行わないように注意する
3セット行うと合計1分となります。この1分間はかなりお腹に集中する事ができます。また意識ができるようになると、手をあてなくてもお腹に集中できるようになってきます。全く腹筋運動を行っていない、またはなかなかできない場合でもすぐにできるので、ぜひおためしください。