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健康増進

呼吸を利用したお腹ひきしめ運動

快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。

お腹をひきしめるのに呼吸も関係することがあげられます。
腹式呼吸では腹筋の伸び縮みにより、さらにその筋肉の働きがよくなります。その腹筋の動きが良くなるために、腹筋運動時のお腹を使うという意識があがりより効果的につながります。

また胸式呼吸では息を吸う時に胸郭が広がり、吐くと共に胸郭がもとに戻る。それと同時に背中を丸めていくことでおへそより上のお腹の部分をひきしめやすくなります。
今回はこの胸郭が動くことによるお腹のひきしめ運動についてお伝えします。

息を吐くときに肋骨を閉じ、ちょうど胃のあたりをへこますような動きになります。
この動作は立位でも行うことができますが、仰向けになっても行うことができます。
特に仰向けで行う腹筋では、頭を持ち上げる時に首が痛くなる方が多く見受けられるので、そうならないためにも丁寧に行う必要があります。

実際の動き
マットの上で膝を立てて仰向けになり、両手を頭の後ろに添える
息を吸い、吐きながら開いた肋骨を閉じると共に頭を持ち上げていく
できそうであれば肩甲骨が少し浮く程度まで上げる
息を吸いながら、体がマットについた部分から下げていく

注意点
この時の肘は180度に開かず、斜め45度程度にしておく
あごを胸におさえつけない
下腹をゆっくり覗き込むように持ち上げる
できるだけゆっくりと、巻きずしをつくる時の具材を丁寧にまきこむかのように、内臓を奥へしまい込むように背骨を丸めていく
腰でマットをおさえるようにする(腰が反らないようにする)
できるだけ背骨と背骨の間を離すように、また長い首をイメージしながらもちあげる

上記のように注意点を意識することで、肋骨の動きや腹筋の意識が高まり効果にもつながります。
仰向けで頭を持ち上げながらのお腹ひきしめ運動、あなたは首が痛くなったりしていませんか。

ABOUT ME
平田 智子
気がつけば、運動指導が30年以上続いており、自分でもびっくり。その間に怪我も体験し、健康のありがたさを実感しました。水中、陸上の両方で「いつまでも快適に動ける体を!」をモットーに、体づくりをサポートさせていただいています。