快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
前回お伝えした、骨盤の状態で何人かの方から横座りしているとか、手枕しているというお声をいただきました。
一時的なものであればよいのですが、それがチリも積もればと同じく、リセットせずにその状態を何度も繰り返していくと筋肉や関節に負担がかかります。
今回も骨盤の状態に関わることで、気をつけていただきたいことをお伝えします。
①歩きにくい靴を長時間履かない
高いヒールやきつい靴、足に合っていない靴は足の痛みを引き起こします。それだけでなく足から膝、太もも、股関節、骨盤へとつながっているので、腰部や太ももの裏側の筋肉が必要以上に緊張してしまいます。
そのため骨盤が前に傾いた状態になり、それが続くと習慣化します。関節や筋肉への負担が重なり腰痛へつながる場合もあります。
ヒールやきつい靴を履く場合は、なるだけ短時間で。足に合った靴で姿勢よく歩くのが理想的です。
②窮屈な衣服を長時間着ない
きついコルセットや腰まわりがタイトなジーンズなどは、骨盤まわりの血流を阻害します。また腹部の内臓を押し下げ、骨盤底への負担を増やします。骨盤底への負担は尿もれにもつながります。
やむを得ずこのような服を着た場合は、骨盤まわりを充分ほぐしてしなやかな筋肉にしておきましょう。
靴や衣服は動きやすい、履きやすい物が1番ですが、そうはいかない時もあります。
きつい靴は爪の形まで変わってきます。爪だけで終わらず、体は全てつながっているので、骨盤にも影響が出てくるのです。
ほんと些細なことですが、気をつけてしなやかに快適に動ける体にしていきましょう。
(参考書籍 骨盤ナビ)