快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
健康のために気をつけていても、加齢と共に気がつくと若い時にはなかった現象が起きてきます。
目の変化もそのうちの一つで、近くのものが見えづらくなってきました。人によっては目が乾きやすくなったということも耳にします。今回は目の不調についてお伝えします。
目の不調の1つ、物が見えにくくなること。いわゆる老眼なのですが、物が見えにくいのに「ぼやけている」と実感している人は意外に少ないそうです。むしろ肩こりや頭痛がひどくなったと感じる人の方が多いそうです。
老眼で肩こりや頭痛がなぜ起きるのかというと、ぼやけて見えるため脳が情報を処理するときの負担が増えるために起きます。
そういえば見えづらいと、眉間にシワを寄せてがんばって読み取ろうとしています。顔から頭、首へと筋肉はこわばり、肩こりや頭痛につながります。
加齢によって老眼だけでなく、目が乾くドライアイや疲れ目も起きやすくなります。
疲れ目(目が疲れやすい)
原因
スマートフォンやテレビを長時間みる、眼鏡があっていないなど
症状
視界がぼやける、
肩こり、頭痛など
老眼(近くが見えづらい)
原因
加齢により目のピント調節機能が衰えるため
症状
手元が見えにくい
かすんで見える
肩こり、頭痛など
ドライアイ(目が乾く)
原因
涙の成分の水と油のうち、油の分泌量が減り、涙の質が落ちるため
症状
涙は多く出ても、すぐに乾く
肩こりは、運動でほぐせたとしてもすぐにまた肩がこるという場合は、目が原因の1つとなっている場合もあるということです。
何かしら目の不調があれば早めの受診をおすすめします。
その他、40代になると緑内障予防のための検査を受けるようになりました(視野検査)これは40歳以上では20人に1人緑内障を発症しているからです(厚労省による)
緑内障は目の中の圧力(眼圧)が高くなることで視神経(目の神経)が圧迫され、視力が低下したり、見えない部分ができる疾患です。初期は自覚症状がなく、視野が狭くなり緑内障かもと思って受診したときには重篤なことが多いそうです。
自分の目の状況を把握して、目も健康に保てるように心がけたいですね。
つづく
〈参考引用 えがお手帖/大塚製薬 健康長寿ネット〉