快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
気温が上がる夏、誰にとっても気をつけたいのが「熱中症」。特に屋外で活動する人だけでなく、室内でも油断すると危険です。
今回は基本的な熱中症の予防法を5つのポイントに分けてわかりやすくお伝えします。
熱中症とは?
熱中症は、高温多湿な環境下で体内の水分や塩分が不足し、体温調整がうまくいかなくなることで起こる症状です。
重症化すると命に関わることもあるため、日頃の予防がとても大切です。
熱中症予防の5つの基本
①こまめな水分補給
のどが渇く前に少しずつ飲むのがポイント
汗をたくさんかいたら、塩分も一緒に補給(スポーツドリンクや経口補水液がおすすめ)
目安:1時間にコップ1杯(200ml)
②暑さを避ける
屋外では日陰や風通しの良い場所を選ぶ
室内ではエアコン・扇風機を活用し、室温28℃以下にキープ
外出はできるだけ朝や夕方の涼しい時間帯に
③衣類で工夫する
吸湿・速乾性のある通気性の良い服を選ぶ
外出時は帽子や日傘を活用
ネッククーラーや冷感タオルで首元を冷やすのも有効
④体調管理と休息
寝不足、疲労、二日酔いなどがあると熱中症になりやすくなります
朝起きたらまず1杯の水を飲む
「ちょっと調子が悪いな」と感じたら無理をせず休むこと
⑤暑さに慣れる(暑熱順化)
エアコンに頼りすぎず、軽い運動やウォーキングで汗をかく習慣をつけましょう
1日30分程度の軽運動を継続すると、体が暑さに適応しやすくなります
熱中症の初期サインに注意!
以下のような症状が出たら要注意。すぐに涼しい場所へ移動しましょう。
めまい、立ちくらみ
頭痛、吐き気
大量の汗 or 逆に汗が出ない
意識がもうろうとする
→改善しない場合はすぐに医療機関へ!
特に注意が必要な人は?
高齢者→暑さを感じにくく、水分不足に気づきにくい
子ども→体温調節機能が未発達
持病のある方、屋外で働く方、運動部の学生なども注意が必要です
熱中症予防の合言葉「水・塩・涼」
水分・塩分をしっかりとって、涼しい環境で過ごすこと。
この基本を守るだけで、熱中症のリスクは大きく減らせます。
デスクワークでつい水分を忘れがちな方、ご高齢のご家族がいる方、屋外での作業・運動をする機会が多い方など、暑さが本格化する前に、今から準備しておきましょう!