快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
前回は、体力低下を予防するために忙しくてもできる運動をお伝えしました。
とくに40歳代の体力が低下ということでしたが、10年後の50歳、20年後の60歳・・・その時の自分の体はどのようになっているでしょうか。
想像がつきにくいかもしれませんが、筋肉量は70歳代では20歳代の4割程度に減少するそうです。関節の可動域も減り、怪我のリスクも高くなってきます。
仕事や子育てなど一段落して、いざ自分の時間を楽しみたいという時には、元気な体でアクティブに動けることが理想です。未来の自分の体のためには、運動を取り入れておいた方がよいのです。
運動も筋力アップのためのトレーニングや、ウォーキング・ジョギング・水泳など心肺機能アップの有酸素運動、柔軟性アップのストレッチ、あとは機能改善系のものなど。運動といっても色々あります。
お家で段差、特に階段があれば一段上がって下りてを繰り返すだけでも十分に有酸素運動が行えます。
そうは言っても疲れてしまって・・・というあなたに、これだけはしてほしいというおススメのものがあります。
それは、「寝る前の伸び」です。
布団に横になり、両手ほ頭の方へ伸ばし、息を吸いながら手と足を引っ張りあいっこするように大きく伸び、息を吐くとともに脱力します。
腕と胴体、脚と胴体の筋肉がつながっているため、一気にそれらが伸びていきます。特に背中が丸くなりがちの方は、お腹の筋肉や太ももの付け根あたりの伸びも感じられます。
もう少し伸ばしたいまたは、伸びをした時にできる方は両手をつないで右や左へ胴体を曲げ、ゆるやかなカーブを描き体側を伸ばします。
ストレッチをする前に寝てしまう方には特にオススメです。
息を吐く時に1日の疲れも吐き出して、脱力してみましょう。