快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
驚くほどの暑さかと思えば、少し涼しくなったりと体が気温の変化についていってるでしょうか。
ここ何回か熱中症予防に関することをお伝えしています。今回は症状についてお伝えします。
私も何回か熱中症になった事があります。いずれも軽症で済んだので大事にはいたりませんでした。ただ風邪のような症状にも似ていたので、対処の仕方も変わってくるかと思います。
熱中症の具体的な症状はⅠ度(軽症)、Ⅱ度(中等症)、3度(重症)に分けられます。
めまいやだるさなどの軽症から、重くなると強い吐き気を感じたり、意識障害をきたしたりすることがあります。
I度 （軽症）
めまい
立ちくらみ
筋肉のこむら返り
手足のしびれ
気分がすぐれない
II度（中等症）
頭痛
吐き気や嘔吐
体のだるさ
力が入らない
III度（重症）
高体温
意識がない
全身のけいれん
呼びかけに反応しない
真っ直ぐに歩けない、走れない
私の場合は、めまい、だるさ、頭痛(10をMAXとしたら2〜5ぐらいにの程度)、少し気持ち悪さもあり。その他、熱が上がり悪寒がした時もありました。翌朝にはケロリと治っていたので、菌が入ったわけではなさそうで、体に熱がこもったとみられます。
受診の目安として、Ⅰ度での症状が改善されているのであれば、その時の応急処置と見守り、経過をみていきます。
Ⅱ度以上の症状がみられる場合は病院受診を推奨。Ⅰ度でも改善がみられない場合は受診してください。
熱中症かもと思ったら
・涼しい場所へ移動
・衣服をゆるめて安静にする
・水分補給と塩分も補給し、一気に飲まず少しずつ飲む
・扇風機やうちわなどで風をあてる
・体が熱い場合は保冷剤、氷、濡れたタオルなどを首や脇の下、太ももの付け根などにあてる(体の表面近くを太い静脈が流れている場所のため。皮膚を通して静脈の血液を冷やし、冷えた血液が体内に戻り、効果的に冷やす事ができる)
その他に、手のひらや足裏を冷やすのも効果的とのことです。手のひらや足裏には動静脈吻合(ふんごう)という特殊な血管があり、普段閉じていて暑くなると開いて体温を下げる働きがある血管です。そのため冷えたペットボトルなどを持つのもよいらしいです。
私は電車の中でも暑くて倒れるかもと不安になる時があるので、保冷剤を持参して握ったりしてもよさそうですね。
ご自身だけでなく、ご家族など熱中症に気をつけていただき、元気にこの夏を乗り切りましょう。
〈参考引用 medical note、ウェザーニュース〉
