快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
前回と前々回は、お腹の脂肪によってお腹がぽっこりと出ることをお伝えしました。
今回は、痩せて見えるのに下腹だけがぽっこりと出ていることについてお伝えします。
痩せているのに下腹だけぽっこり出るのは、内臓下垂型。
お腹の中にある胃や腸などの内臓が下の方に下がっている状態です。
このタイプに多いのが、食事の量が少なすぎたり、食生活が偏っている、
運動不足などで姿勢が悪い人などです。
食事の量が少なすぎる場合、極端に食事を制限してしまうと、必要な栄養素が足りなくなります。
筋肉に必要なたんぱく質が足りなくなると、内臓を支える筋力もなく下がってきます。
食生活が偏っている場合、例えば、3食の食事が少なく、その他にお菓子をたくさん食べるとなると栄養素が足りません。
お菓子は高カロリーなので、内臓脂肪がつきやすくなります。
たんぱく質が足りないと、筋力の低下にもつながり内臓は下がる傾向になります。
隠れ肥満&内臓下垂のダブルぽっこりになってしまいます。
運動不足などで姿勢が悪い場合は、猫背や反り腰など頭・肋骨・骨盤の位置がずれているためお腹まわりの筋肉が正しく働いていません。
その内側にある内臓を正しい位置にキープすることができず、下がることで下腹ぽっこりとなります。
腹筋を意識していてもお菓子を多く食べてしまったり、食事が偏ったりしても
お腹は出ます。
食事は、体をつくる源となりますので摂りこむ栄養を把握することも大切ですね。
運動は実際に行っていて思うのですが、筋肉は鍛えると応えてくれます。
仕事に追われたり、家のことが忙しくてしっかり運動ができない場合でも
ふとした瞬間に姿勢を正すことはできると思います。
その時に、細いスカートやパンツを履くときのように少しお腹をへこまして力を入れてみてください。
これをキープするだけでも腹筋運動です。
簡単にできることから行ってみましょう。