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健康増進

お腹の力のさじ加減

快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。

前回、自分の姿勢を知ろうということをお伝えしました。
自分のいつもの姿勢がどのような状態かわかったところで、正しい姿勢に直してもキープできずにいると、また姿勢はくずれてきます。
今日は、その姿勢をくずれないようキープするための方法のひとつとして、お腹の力の入れ方をお伝えします。

「お腹に力を入れましょう」とお伝えすると、あなたはどのように力を入れますか?
お腹をえぐるようにへこます。
お腹のへこまし度合いは少ないけれどお腹全体に力が入る。
力を入れた割にはお腹に力が入っておらず、肩に力がはいっている。
など、お腹に力を入れるだけでも様々な状態があげられます。
このように考えるとお腹に力を入れるのも難しいと感じるかもしれません。お腹に力を入れる事がサラリとできると、腹筋運動もより効果的になってきます。

では、お腹に力を入れるということを確認していきましょう。

くしゃみや咳をするときに、お腹に力が入ります。その時の力をMAX10とします。これを目安にお腹をへこましながら徐々に力を入れていくようにします。
また呼吸を止めず、息こらえをしないように気をつけます。
正しい姿勢を保つときは3〜4割ぐらいの力。またはもう少し少ない力でも良いでしょう。
それ以上の力だと持続しづらいので、少しの力で持続できるようにします。
また、重たい荷物を持ち上げるときは、MAXぐらいの力がよいでしょう。エクササイズを行う時も、内容によってはお腹の力を加減する事で、動きがさらによくなったり、また怪我の予防にもつながります。

上記のように、場面によってお腹の力を加減すると怪我の予防にもなるのと、腹筋力もあがります。
お腹の力のさじ加減をしながら、正しい姿勢をキープできるようにチャレンジしてみてください。

ABOUT ME
平田 智子
気がつけば、運動指導が30年以上続いており、自分でもびっくり。その間に怪我も体験し、健康のありがたさを実感しました。水中、陸上の両方で「いつまでも快適に動ける体を!」をモットーに、体づくりをサポートさせていただいています。