快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
暑い時より、寒い時の方がチョコレートが食べたくなります。口にすると、あともう一口というようについつい食べてしまいます。あなたはいかがでしょうか。
その欲求は若い時よりは減少しましたが、若い時より代謝率は下がっているので食べる量や内容も考える必要が出てきます。
お腹ひきしめ運動をすると、健康につながり、その期待できることのうちの1つに、やせやすい体になるということがあります。
今回はそのことについてお伝えします。
やせやすい体とは、代謝が上がった体のことをいいます。
特に、体を動かさなくても消費するエネルギーを基礎代謝といいます。
若い時に少し不摂生をしてもさほど太ることなく、少し運動をして食事制限をするだけですぐに体重が落ちたのは、基礎代謝が大きかったからです。
そこには筋肉の量が関係してきます。
10代をピークに加齢とともに基礎代謝は減少傾向で、筋肉量が減っていくことが関係します。
では基礎代謝量を上げるには?
①筋トレーニングを行う
筋肉はトレーニングを行うと、行った分だけ応えてくれ、その量は増えてきます。
筋肉はエネルギーを燃やすエンジンのようなものなので、筋肉量が増えることでエネルギーを燃やす量も増えてきます。
お腹ひきしめ運動も筋トレーニングです。動かしていなかった体幹の筋肉を動かすことで筋肉量もアップしてきます。
②柔軟性をあげる
しなやかに動かせる筋肉は、可動域も大きくなるので動いていない筋肉を動かすのによい条件となります。
お腹ひきしめ運動で腕を共に動かしながら行う時もあります。肩甲骨周りがよく動き可動域があがります。
肩甲骨と肩甲骨の間にある褐色脂肪細胞というのがあり、それは脂肪を燃焼しエネルギーを作り出してくれるといわれています。肩甲骨を動かし、この細胞が刺激されて脂肪が燃えやすくなるということです。肩甲骨周りはかたくこわばりやすいので、ここの柔軟性もあった方がよさそうですね。
③呼吸をしっかり行う
お腹ひきしめ運動は、呼吸にあわせて、お腹を動かしていきます。しっかり意図的に呼吸を行うことで、深い呼吸となります。そうすると脂肪を燃やす時にも必要な酸素を多く取り込む事ができるのです。
このようにお腹ひきしめ運動を行うと、筋肉の増加、柔軟性のアップ、深い呼吸により、基礎代謝を上げてエネルギーを燃やしやすい、やせやすい体になるということです。
お腹をひきしめることで、チョコを食べたり、甘い物など食べる時に感じる罪悪感が無くなればよいですね。