快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
ここ数日、体調不良を起こしていました。いつも体調が悪いときにいろいろと思うのが呼吸についてです。
酸素を取り入れるためには呼吸をしっかりと行う必要があります。
呼吸器官の炎症があれば、治療を受けるのはもちろんですが、問題なければ気づいた時に、意図的に呼吸を行うようにしています。今日はその呼吸についてお伝えします。
姿勢によって呼吸のしやすさが変わります。
試しに、背中を丸くしたまま大きく息を吸ってみてください。
その次に、背筋をピンと伸ばして大きく息を吸ってください。
どちらがたくさん息を吸うことができたでしょうか。もうおわかりですよね。後者の背筋を伸ばした方が、息を吸いやすくなります。
息を吸うと、呼吸筋が動いて肋骨が広がり、肺が膨らみます。
胸をみると、息を吸うと肋骨がやや上へあがり、吐いたら下がります。
そのため吸う時は、背筋が伸びている方が息を吸いやすくなるのです。
この時の肋骨が上がっていくのがわかりづらいという方は次の呼吸を練習してみましょう。
(座ってでもできますが、仰向けの方がわかりやすいと思います)
- まずは、自然に呼吸を何回か行う。
- ゆっくりとお腹をへこませながら息を吸う(お腹のあたりが全体的に縮んでいくような感じ)
- 吸いきったらゆっくりとお腹を戻しながら息を吐く
- 5回ほど行い、また自然な呼吸を行う。
意図的に行うことで、肋骨のまわりが伸びていくのが感じられてきます。
仰向けで行うと、背面からも肋骨が動いていくのが感じられます。
そうすることで、背筋もより伸ばしやすくなります。
長時間のデスクワークや立ちっぱなしなどでこわばった体をほぐすと、なんだかスッキリ楽になったことはありませんか。それは、呼吸をしやすくなったからということも1つあります。
もし今、長時間同じ姿勢だったとしたら、早速お試しください。