快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
正しい姿勢は、見た目の印象を良くするだけでなく、肩こりや腰痛の予防、集中力の向上など、体にも心にも良い影響を与えてくれます。
こちらのブログでも「正しい姿勢」の大切さを何度かお伝えしていますが、今回は 日常の中で意識しやすいポイント をご紹介します。
正しい姿勢の基本ラインを知ろう
まずは「正しい姿勢」の基準を知ることが大切です。
・横から見た時の理想のライン
耳ー肩ー腰(大転子あたり)ー膝の側面の中央あたりーくるぶしの少し前
これらのポイントが一直線に並んでいるのが理想です。
正面から見た時のチェックポイント
・左右の肩の高さが揃っているか
・左右の骨盤の高さが揃っているか
※骨格の変形や怪我がある場合は無理に揃えないようにしましょう。
・鼻先、おへそ、恥骨が一直線になっているか
この3つを意識するだけでも、自然と背筋がスッと伸びてきます。
骨盤の傾きに注意!
骨盤の前後の傾きが姿勢に大きく関わってきます。
以下の方法で、自分の骨盤の状態を確認してみましょう。
骨盤に手をあてる
片手をお腹(骨盤の前)にあてる。もう片手を腰の下の方、尾骨に中指が当たるように(手のひらを下向き)あてる。
このとき、前側の手と後ろ側の手の位置関係を感じて、骨盤が前に倒れすぎていないか、後ろに倒れすぎていないかチェックします。
骨盤を“起こす”意識
骨盤が倒れていると感じたら、両手で挟んだ骨盤を 床からやや垂直に立てるように調整 してみましょう。
この動作に合わせて背筋もスッと伸ばすように意識します。
日常でできる姿勢意識トレーニング
背骨と背骨の間を“引き離す”イメージで背筋を伸ばす
→ 腰を反らせるのではなく、上にスッと引き上げる感覚
・窓や鏡、ガラスに映った自分の姿勢をチェック
→「左右バランス」「背筋の伸び」「首の位置」などを確認
姿勢は“気づくこと”が第一歩
正しい姿勢を完璧にキープし続けるのは簡単ではありません。でも、気づく回数が増えるだけでも体は少しずつ変わっていきます。
ぜひ今日から、ふとした瞬間に自分の姿勢に目を向けてみてくださいね。