快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。

ここまで、トイレのあとに起こる「ふらつき」について、
・自律神経の働き
・血圧の変化
・いきみや姿勢
という視点からお伝えしてきました。今回で最終回です。今日からできる小さな工夫をまとめます。難しいことではなく、少し意識するだけで大丈夫です。

冬のトイレで気をつけたいこと
冬は、体にとって負担がかかりやすい季節です。
・トイレと部屋の温度差をできるだけ小さくする
・足元や下半身を冷やさない
・夜間トイレは慌てずゆっくり

寒さは血管をキュッと縮めます。そこに排便・排尿の動作が重なると、血圧の変動が起こりやすくなります。「急がない」ことも大切な予防です。

トイレ動作のちょっとした工夫
・いきみすぎない
・足元に踏み台を使う
・少し前かがみになる
・息を止めない

そして何より、終わったあと、すぐ立たないこと。ひと呼吸してから、ゆっくり立ち上がる。それだけで、脳への血流が安定しやすくなります。

日常生活でできること
トイレだけでなく、日常の体づくりも大切です。
・こまめな水分補給
・軽い運動で血流を保つ
・呼吸を深くする習慣
・便秘をため込まない生活リズム

体と日常生活は毎日つながっています。トイレの時間だけが特別なのではなく、日々の積み重ねが安心につながります。

「知ること」は、こわがることではない
「もしかしてふらつくかも」と不安にならず、トイレ後のふらつきは、体が一生懸命バランスを取ろうとしているサインということを頭に入れておきましょう。
異常がある場合もありますが、多くは一時的な血圧や自律神経の変化です。
仕組みを知ることで、不安は少しやわらぎます。そして、対処する力も生まれます。

トイレは、ほっとできる場所であってほしい
排便や排尿は、体が整っている証でもあります。毎日繰り返す大切な時間。だからこそ、「ヒヤッとする場所」ではなく「安心して出られる場所」であってほしいです。
そのためにできることは、ほんの少しの工夫と、体をいたわる気持ちです。ご自身の体を、やさしく扱ってあげてください。
またご家族に高齢の方がいらっしゃる場合にも、気をつけていただけたらと思います。
シリーズでお伝えしてまいりました。このテーマが、あなたの安心につながればうれしいです。

ABOUT ME
平田 智子
気がつけば、運動指導が30年以上続いており、自分でもびっくり。その間に怪我も体験し、健康のありがたさを実感しました。水中、陸上の両方で「いつまでも快適に動ける体を!」をモットーに、体づくりをサポートさせていただいています。