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健康増進

骨盤の傾き

快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。

暖かくなり、レッスン中の喉の渇きも早くなってきました。それと共に体を動かしやすくなってきました。
最近、このようにブログの記事を書くようになり、いつも行っている姿勢のとり方やエクササイズをどのように伝えたらよいかという意識を高く持つようになりました。体がどのように動くのか、どのような姿勢の状態なのかを自分で知る事ができると、運動しても効果につながりやすいと思います。

今回は、骨盤の傾きについてです。
よく姿勢を正す時に「骨盤を起こして」とか、「座骨を真下に向けて」などお伝えしていますが、もう少し詳しくお伝えしていきます。

まず骨盤と繋がっている背骨から見てみましょう。
首の骨から1番したの尾骨までが背骨です。
首の骨である頚椎は7個。肋骨ともつながっている胸椎は12個。よく腰の骨とお伝えしている腰椎は5個とその下が仙骨〜尾骨です。
首の骨は前に、胸椎は後ろへ、腰は前に湾曲しています。
横からみてS字カーブを描くようになっています。

では腰椎と繋がっている骨盤はというと、自然に立つとやや前に傾く状態にあります(前傾)
これが、腰を丸めると骨盤は後ろに傾きます(後傾)

腹筋をする時などは、骨盤が前にも後ろにも傾いていない状態、仰向けだと骨盤が床と平行になる状態にする場合があります。ピラティスというエクササイズではニュートラルポジションとよばれています。
このポジションをとる場合、立っている時に、腰がそりすぎないように「座骨を床の方に向け、背骨を上に伸ばす」という場合もあります。

前傾、後傾と上記のように骨盤を起こしてニュートラルポジションと3つの状態を把握しておくだけでも、お腹ひきしめ運動や腰椎予防にも役立ちます。鏡やガラスにご自身の姿を映しながら、小さな動きでよいので、骨盤の傾きを行ってみてください。
(腰痛のある方は行わない)
自分の体を意識する上で、さりげない事ですが大切なことの1つです。

ABOUT ME
平田 智子
気がつけば、運動指導が30年以上続いており、自分でもびっくり。その間に怪我も体験し、健康のありがたさを実感しました。水中、陸上の両方で「いつまでも快適に動ける体を!」をモットーに、体づくりをサポートさせていただいています。