快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
まだ今日も寒さが厳しく、雪の影響が出ています。
通勤電車の遅延や運転取りやめなどで、かなり早い時間に家を出たり、電車では人が多くて座れないなど・・・体への負担はいつもよりかかっていませんか。
このような時は、道路の混み具合や電車、バスなどの乗り継ぎルート色々考えますよね。
そして、頭はそちらの方へ意識が行き、ふと、体への意識が切れる時があります。
そんな時にやってくるのです、腰痛が。
冷えて体もかたくなっている上に、姿勢のことも忘れて崩れがち。
さらにお腹の力も抜けています。その状態を長時間続けることで、例えば腰に負担がかかり腰痛になることもあります。
予防にも向けて、今一度正しい姿勢を確認しましょう。
その正しい姿勢ですが、大まかにいうとお尻の上に頭をのせます。
膝を伸ばし、背筋を伸ばして立ったその太ももの上に骨盤をのせる。
耳ー肩-股関節を側面から見て一直線。
側面から見て背骨がS字カーブを描くのが理想です。このS字カーブを描くことで背骨への負担も和らぎます。
S字カーブは、腰の部分がやや反っていますが、お腹の力が抜けたりするとさらに腰が反って負担がかかります。
その予防のために座骨(骨盤の下の丸くとがった部分)を床の方へ向け、お腹に少し力を入れることで腰が反るのを防ぎます。
気をぬくというよりも、他のことに気をとられることで姿勢への意識を忘れがちになります。
姿勢のくずれから、腰痛になる可能性も高まるのです。
重い荷物を持って歩く時
ヒールのある靴を履いて歩いている時
介護でお世話をしている時
立ち話をしている時
椅子に座っている時
食事をしている時
など・・・
上記以外にも日頃の生活の中で意識して、お尻の上に頭をのせ正しい姿勢をとるようにします。
ふと姿勢のことを思い出したら、正しい姿勢を取りなおすよう体に意識を向けてみてください。
10年後も快適に動ける体でいるために、小さなことからコツコツと・・・。