快適に動ける体作りのお手伝いをする、平田智子です。
最近ではたくさんのトレーニング動画も手軽に観ることができ、運動習慣が身についた方も多くいらっしゃるかもしれません。
そのトレーニングには「トレーニングの原理と原則」があります。
これらを知っておくことでより効果的にトレーニングを行うことができます。
今回はトレーニングの「原理」についてお伝えします。
トレーニングの原理
過負荷の原理・・・日常生活以上の負荷をかけることで体力が増加する。
いつもと同じ負荷では効果が得られにくく、いつもより負荷をかけることで効果が期待できます。
特異性の原理・・・トレーニングを行った内容に応じて効果が現れる。
例えば腹筋運動だけを行っていると、腹筋の筋力は向上するが、心肺機能は向上しない。心肺機能を向上させるにはマラソン、ウォーキングなどの有酸素運動を行う、というように目的にあうトレーニングを行う。
可逆性の原理・・・トレーニングの負荷によってその効果に変化がみられる。
トレーニングによって体力の向上が期待できるが、トレーニングをやめると体力は低下する。
もし、このトレーニングの原理を知らなかったとしても、例えば次のような事は経験ありませんか。
「筋トレーニングの負荷を上げてトレーニングを続けると、お米を持ち上げるのが楽になった」、「ステップのレッスンをたくさん受けるようになると、階段の上り下りが楽になった」、また逆に「有酸素運動の量が減ると、歩くのがしんどくなった」など。このような例は体感されていると思います。
もしあなたがシェイプアップをして、お目当ての服を着れるようになりたいと思うとしましょう。運動の面からみたらどのようなトレーニングをしたらよいかが見えてきます。
全体的に脂肪を落としたいのであれば有酸素運動。腕やお腹周りをひきしめたいのであればその部分の筋トレーニングが効果的です。
なんとなくトレーニングをするよりも、意味を知ってトレーニングをするとより効果的です。
今回は、トレーニングの「原理」をお伝えしました。次回はトレーニングの原則」についてお伝えします。
快適に動ける体作りの豆知識としてお役立てください。